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森重樹一(ZIGGY) 流行り歌に惹かれながら育った自分はロック畑では特殊だった/インタビュー前編2

2017年8月13日 15時00分
 

森重樹一(ZIGGY)/『ZIGGY SINGLE COLLECTION』インタビュー前編(2/2)

――インタビュー前編1より

曲を作ることというのは自分にとって、単にオタマジャクシを綺麗に並べることではない

――ロックバンドの場合、シングルがヒットしたことによって音楽的方向性に迷いが生じたり、もっとヒット曲が欲しくなって色気を出し過ぎるようになったり、といった事態に陥るケースもあると思うんです。そういうことは実際ありましたか?

森重:いや、俺の場合、むしろ商売っ気がないなと思うんですよ。もっと欲を出した曲作りだって、やろうと思えばきっとできたはずだと思う。だけどそれをしなかったし、しなくて良かったんだろうなとも思う。自分が作ったものに結果的にシングルになり得る資質が伴っているのであれば、そういう形で世に出ていけばいい――単純にそういう考え方でしたね。たしかに「Jealousy~ジェラシー~」とか「STAY GOLD」といったあたりはシングルになる前提みたいなものがある程度あったわけです。でも、そこで当時のスタッフには商売っ気があったかもしれないけど(笑)、自分としては、テメーの書いた曲がどう扱われようが構わないというところがあったから。タイアップが付くのに相応しいものなんであればそうしてくれればいいし、そうでないなら普通にアルバムに入れさせてくれればいい。同時に、そこで自分がやっていることはアートなんだという驕(おご)った意識はなかったし、流行り歌というものに惹かれながら育ってきた自分がそういうものを作ろうとしているんだ、という部分もあるにはあったし。
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