30年ぶりのリメイクということで話題のアニメ『ヤッターマン』(日本テレビ系)。月曜7時という、『ネプリーグ』(フジテレビ系)、『東京フレンドパーク2』など高視聴率番組の裏で、常時10%前後の視聴率を獲得、安定した人気のようである。
ストーリーのフォーマットやキャラクター、メカなどは、30年前と基本的に変わっていない。その一方で、子ども向けアニメとは思えないぐらいの遊びやコネタ、パロディといたリメイクならではの暴走ぶりが、一部で話題を集めている。
まず、「ガッチャマン」や「キャシャーン」、「ウラシマン」など、竜の子プロダクションの作品の人気キャラが、通行人や観客などとして、しょっちゅう登場する。そして、今回の新シリーズの大きな特徴は、タレントネタがやたら多いこと。
たとえば誰がどう見ても小倉優子な“ようこるん”という不思議系アイドルが登場。不思議キャラを演じ続けるのを悩んだうえ、「“こるん星”じゃなくて、千葉県茂原市出身です」とカミングアウトしていた。この回には、敵メカ「ワダアッコー」として、和田アキ子が登場。巨大ロボにもかかわらず、テレビ局の守衛に「ああ、アッコさんでしたか」と、簡単に通されてしまう。
ゴールデンウィークの特番では、みのもんたが実名で登場、叶姉妹も、「カノウ姉妹」という役で、声も本人が担当した「ホンモノ」として登場と、やりたい放題。
また、声優の遊びも多く、5月12日放送分では、「巣鴨ぶらり旅」というつくりで、ドクロベエ役の声優・滝口順平氏が『ぶらり途中下車の旅』のナレーターであることを逆手にとり、「おやおやドロンジョさん、どこいくんですか?」といったナレーションをつけてみたりした。
さらに前出の特番では、トンズラーの声優が、かつての『ドラえもん』でのジャイアン役、ドロンジョがのび太役だったことから、脈絡なくトンズラーが「のび太ァ!」といきなり叫び、ドロンジョが「どっかで聞いたことある声だねえ」とボケるという一幕まであった。
「タイムボカンシリーズは、もともと、いわゆるネタの多いアニメでした。10年以上前に発売された、ヤッターマンたちのその後を描いたOVAでも、ガッチャマンの博士がボヤッキーの経営するソバ屋でソバを食べてたりしてましたし、こういった遊びは『お約束』でもあるんです」(アニメ誌編集者)
しかしそれにしても、「のび太ァ!」の件は、声優陣を総取っ替えし不評をかった「ドラえもん」に対する、「こっちが本家だよ」という叫びにも聞こえてしょうがないが。…

