日本ヒップホップ界を牽引するカリスマ・ZEEBRAが、つぶやきサイト・Twitter上で「全国民がやるべき」と呼びかけ、ハイチ大地震の復興支援活動を開始した。「JP2HAITI」なるプロジェクトを立ち上げ、K DUB SHINE、DJ OASIS、RHYMESTERらラップ界の盟友のほか、大沢伸一、EXILEのHIRO、いとうせいこう、さらに、原口一博総務大臣、サイバーエージェントの藤田晋社長らも賛同。「団結は力なり」をスローガンに寄付を募っている。だが、ZEEBRAのそんな活動にTwitter上では、協力者以上に、"フルボッコ"に近い非難の声が寄せられている。ユーザーたちは次のようにつぶやいている。
「ハイチ支援してる奴らって全員偽善者だよね? 特にラッパーやってる奴ら見苦しいんだけど。お前らが曲作ってどうなるの? 現地の奴らは物資の支援を望んでんのに、お前らの話題作りのために美談にしてんじゃねぇよ」
「ちゃんとユウザロックについて発言してるのはDJ OASISだけな気がする。ハイチも良いけど、身近なとこからクリーンにしていかないと届かないでしょ。偽善と思われても仕方ない。なぜ膿を出さないのか?」
ZEEBRAと親交の深いYOU THE ROCK★が、2月10日に大麻取締法違反の容疑で現行犯逮捕されたこともあり、今回の行動が偽善者扱いされている状況だ。これに対して、ZEEBRAは次のように反論した。
「チャリティーを支援するからといって、別に聖人君子を気取るつもりはありません。私財を投げろとのご要望がありますが、出来る事をするだけです。希望が持てるチャリティーにするべく邁進いたしますので、末永く見守って頂けたらと思います」
日頃から「マイクを持つことの意義」をリリックにし、非難の声はありながらも、多くの人に影響を与えるアーティストだからこそ、支援を始めたZEEBRA。ある音楽雑誌の編集者は次のように明かす。
「ミュージシャンが災害や戦争への声明を出し行動すると、賛同者と同じくらい、それを偽善扱いする"アンチ"も現れます。GLAYのTAKUROが2003年のイラク戦争開戦の際に、反戦メッセージを新聞各紙に掲載したところ、それを良しとしない団体からクレームが寄せられ、家族やメンバーを危険にさらしたことを著書の『胸懐』(幻冬舎)で明かしています。日本の音楽業界は、そんな"出る杭は打たれる"日本文化を反映して、政治や社会へのメッセージを歌うのが敬遠されています。…


