「なぜか売れない」フットボールアワー後藤の"達者すぎる"憂鬱

2010年5月10日 08時00分 (2010年5月17日 15時00分 更新)

『M-1グランプリ2003』(R and C Ltd.)

 毒舌・有吉が思わず「達者すぎる......(笑)」と吹き出してしまう場面があった。それは、4月22日放送分『アメトーーク!!』(テレビ朝日)「立ちトーーク5」の回で、他の出演者のトークを引き継ぐかたちで、フットボールアワー後藤がスムーズに自分の話を始めたときのこと。

 「達者に越したことないじゃないですか(笑)」と、指摘された後藤本人は苦笑していたが、この「突出したしゃべりのうまさ」が逆にアダとなっているのか、全国でのレギュラー番組を持てず、「なかなか売れない」ということは、過去にも『やりすぎコージー』などでネタにされてきた。

 フットボールアワーといえば、2003年の「M-1グランプリ」優勝者であり、「M-1」決勝進出100%(4回出場中、4回決勝進出)という、言わずと知れた「漫才のうまいコンビ」。コントにも定評がある。

 だが、同時に「岩尾・ブサイク」という大きすぎる武器を持つ相方の存在により、相対的に「イケメンのほう」になってしまっていた後藤。

 最近は、後藤が単独で『人志松本の○○な話』(フジテレビ)などで活躍する機会も増え、そのトーク力が再評価されているけれど、そもそも遅すぎる評価とも思える。

 強いキャラクターの相方の存在により、実力が注目されづらいという意味では、南海キャンディーズの山里にも少し似ているが、そもそもなぜこれまであまり売れなかったのか。あるバラエティ関係者は言う。

「フットボールアワーの後藤は、器用さがメリットであり、デメリット。テレビ局的にはいま非常に『好感度』を気にしているので、しゃべりのうまい人よりも、オードリー春日のようにキャラクターのあるほうが受け入れられる傾向があります。たとえば、陣内智則など、1度ネガティブなイメージが定着すると、なかなか出られなくなったりしますよね。フットボールアワーの場合、実力的にはブラマヨともあまり変わらないのに、ブラマヨみたいに売れないのは、『親近感』『好感度』の違いだと思います。自分たちの欠点を笑いにかえるブラマヨは、観ている側が気持ちよくなって、親近感を覚えますが、後藤はしゃべりもツッコミもうまくて、キツい印象がどうしてもあるのでしょう」

 最近、後藤がピンで活躍しつつある理由は......「ひな壇では、コンビの片方だけ出たほうが機能しやすい場合もあって、ほとんどしゃべらない岩尾さんより、後藤さんのほうが機能しやすいというのが一つ。

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