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怪談作家 呪淋陀のミステリー紀行:幻の人魚のミイラを追え!その(1) 人魚伝説の謎

2010年11月17日 15時00分 (2010年11月18日 14時44分 更新)

 人魚。上半身が人間で下半身が魚の水中に棲息する伝説の生き物
 西洋の物語に登場する人魚は一般的に若く美しい女性の姿をしている。
 航海者を綺麗な歌声で惹きつけ水中に引きこんだり、船を難破させたりする不吉な存在で描かれている。

 日本でも人魚に関する記録は古くからある。
 伊勢国で漁夫の網にかかった人魚は頭は人間、魚の歯を持ち、顔は猿に似ていた。
 食べてみるとたいへん美味かったという。
 人魚の肉は不老長寿をもたらすと信じられていた。
 人魚の肉を食べたため、娘の姿のまま老いることなく八百歳まで生存したという比丘尼の話。
 八百比丘尼の伝説が有名だ。

 富士山麓にある天照教本社には日本最大最古の人魚のミイラが古くから祀ってある。
 天照教本社は伊勢神宮の分社でれっきとした神社であり決して新興宗教ではない。

 天照教本社の人魚のミイラの由来。
 1400年ほど昔。聖徳太子が琵琶湖を通りかかった時、人魚に呼び止められた。
 「私は漁師でしたが、生前の無益な殺生を続けていた報いで人魚に姿を変えらてしまいました。
 しかし今、太子の法戒を受けて殺生の恐ろしさをしみじみ知りました。
 どうか私の醜い姿を残していただいて、殺生戒を伝えるために末永くこの事実を語り役立てていただきたい」
 そう言い残して、人魚は昇天したという。
 それを聞いて太子は手厚く供養して人魚のミイラを寺に納めた。だが、太子が去った後、寺で種々の異変が起こった。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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