「『頑張って』と言わないで…」被災地からの悲痛な声。

2011年3月20日 19時00分
徐々にではあるが東日本大震災が発生した地域では、電気などのライフラインが復旧し始めている。被災地の方がやっとテレビなどを見られるようになったわけだが、何度も画面から流れてくるある“言葉”に苦しめられているという。

報道番組などで、避難所からの現地生中継が多くなった。被災された方の無事が確認できる貴重な場であり、大いに放送して欲しい。中継の最後にスタジオのアナウンサーなどが、「日本中が応援しています。頑張ってください!」などと締めくくることが多い。その言葉を聞いた被災地の方が、困惑した表情を浮かべた映像を見た視聴者はいないだろうか。

3月19日の『ニュース 深読み』(NHK総合)では、被災者から次のようなコメントが寄せられた。
「電気が復旧し、避難所から自宅を片付けるため家に戻った。あまりの惨状に呆然としているとテレビから、“頑張ってください。”との声がしてきた。何度も何度も。“これ以上、どうやって頑張るの?”と悲しくなった。」「“頑張ってください。”って言葉を聞くたびに、落ち込んでしまいます。」

被災地の方も、心からの励ましの言葉なのだと分かっている。分かっていても、心も体も疲れきり途方にくれているので「頑張ってください。」の言葉が重く心に圧し掛かり、怒りや悲しみを感じる方もいるようだ。

上記のコメントを寄せて頂いた被災地の方は、「具合は悪くないですか?」「何か出来る事は、ありますか?」など気遣いの言葉が嬉しかった―と述べていた。

これから被災地の方が一時的に別の地域に避難されたり、仮住まいで引っ越されたりするケースも多くなりそうだ。その時は「そばに寄り添い、気遣いの言葉をかけて欲しい。」というのが、スタジオのボランティア団体の方からの意見であった。
(TechinsightJapan編集部 みやび)

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