「難しいでしょうね。ただ、近ごろの彼らの芸風を見ると、息の長い芸人になるとは思います。
お笑い芸人養成所であるNSCへ入学する前からインディーズでお笑い活動をしていたオリラジ中田敦彦。幼いころからお笑い芸人への強い憧れを持っていた彼は、その分お笑いで成功することの困難さを理解していたのだろう。意を決して門をたたいたNSCに入学する際には100本というネタを用意していたのだという。
2005年にデビューしたオリラジは、翌06年に芸人最速と言われている冠レギュラー番組を深夜帯でスタート。07年には、芸人の誰もが目指し、頂点とも言えるゴールデンタイムでの冠番組を担当。しかし、それらはあくまでも彼らの人気が先行しての結果だった。やがて、実力の伴わないオリラジは、アイドル芸人と揶揄され、担当番組は次々と打ち切られた。
「武勇伝のイメージが強い彼らですが、漫才への思いは、他の芸人に比べても強いものと言えます。なんせ毎年のように漫才で全国ツアーをしてますからね。ただ、彼らの漫才への評価は意見の分かれるところでしょう。
前出の放送作家やこの関係者の言葉から、ネタはあくまでも舞台で、テレビではキャラを重視するという現在のオリラジの姿が見えてくる。そして、そんな両者が共に指摘するのが、「チャラ男というキャラは、今後も徹底した方がいいのではないか」というものだった。中途半端が一番よくないというのだ。
●2人きりでデートした芸能人の人数 → 11人
●そのうち口説いた芸能人 → 7人
●口説いた中で一番有名な人は? → 上野樹里(※)
●一カ月のMAXのギャラは? → 540万円
●テレビと全然イメージが違う芸能人は? → スザンヌ(※)
理由として、「西麻布で飲んでいたら、自分が座ってる席に「あれ~!」と言いながらノリノリで近寄ってきた。セクシーな子で、グルグルその場で回ったりして、パンツを見せてくれた」という。
●芸人の先輩で「女の子紹介してよ」というプレッシャーがすごいのは誰? → 千原ジュニア
●人気があるけど、面白いとは思わない芸人 → 品川祐(※)
●今、チョメチョメしたい芸能人ベスト3 → 1位 ベッキー(※)2位 佐々木希(※)3位 YUI(※)
●寝まき姿がかわいかった芸能人 → 次原かな(※)
●朝ごはんがおいしかった芸能人 → 栗山千明(※)
●最近チョメチョメした日 → おととい
(注※印はピー音かぶせだったため、番組観覧者によるタレこみコメントやネットでの予想を参照。)
まさにチャラ男というキャラにふさわしい発言で会場を沸かせたオリラジ藤森。
多くの人気芸人が活躍する今のテレビバラエティー界。そんな中で、ひときわ早い出世を見せたオリラジだったが、彼らの実力不足は当然のように露呈した。それでも彼らは這い上がってきた。チャラ男というキャラを引っ提げて。しかし、それでもなお常にステップアップしなければ生き残れないのが今のお笑い界だ。『THE MANZAI 2011(仮)』(フジテレビ系)の開催が発表されたことだし、M-1で辛酸をなめたオリラジには、ぜひとも次こそはネタで勝負してもらいたい。
(文=峯尾)
(※画像は『オリエンタルラジオ 全国漫才ライブツアー 才』/よしもとアール・アンド・シーより)