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朝ドラ『おひさま』 何か成し遂げた人でなく普通の人描きたかった

2011年9月12日 07時00分 (2011年9月12日 07時33分 更新)

連続テレビ小説の原点”ともいえる、昭和を生きる女性の一代記『おひさま』(NHK)。偉業を成し遂げるわけでもない、輝かしいゴールが待っているわけでもない、が、その地に根を張り、“普通の”人生を歩むヒロイン・陽子の物語が、現代の女性たちを魅了している。

 4月4日の初回視聴率は、18.4%。最近では視聴率20%を超えることもあって、ドラマ部門のトップを走っている。

『おひさま』の主人公・陽子は、病気の母との最期のときを過ごすために、家族で東京から安曇野へ移り住み、少女時代を過ごす。世の中が戦争へと向かうなか、女学校へ。昭和16年に国民学校の教師になるが、松本市の老舗そば店に嫁ぎ、結婚の翌日、夫は出征。

 そして終戦。夫は無事復員し、子供にも恵まれる。いくつかの試練を乗り越えながら、陽子は家族や友人、周囲の人たちとともにたくましく、爽やかに生き抜いていく。

 ヒロインとしては“普通”すぎるほど普通な人生。しかし、その生活の一場面一場面に視聴者は引き込まれていく。番組を担当しているNHKの小松昌代チーフ・プロデューサーがいう。

「何か偉業を成し遂げたような有名な女性だとか、明確なゴールがある人生ではなくて、その地に居続ける普通の女性の強さを描きたかったんです。自分が何かをするのではなく、いろいろなことを受け止めながら生きていくような」

 庶民文化研究家の町田忍さんも、『おひさま』に惹かれているひとりだ。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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