下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!
今朝、コンビニに行ったら80歳近いおじいちゃんが店員さんに何か質問した後、一緒に雑誌売り場に。
第262回(4/9~14発売号より)
1位「実は“あの人”が『嵐』になるハズだった!」(「週刊女性」4月28日号)
2位「米倉涼子 新ベッドもオーダー 『彼との記憶は全部捨てる!』」(「女性自身」4月28日号)
3位「沢尻エリカ 『恋人とは再同棲。もう彼は私の息子!』同居の実母もウキウキ告白♪」(「女性自身」4月28日号)
「櫻井翔、滝沢秀明、二宮和也、村上信五、浜田一男」
もしかしたら今からでは考えられないこんなメンバーで「嵐」は結成されたかもしれない。そんな衝撃のジャニーズ本が4月17日に発売される。それが『嵐、ブレイク前夜』だ。
そこで紹介されているエピソードの1つが「嵐」のメンバー選び。グループを結成するにあたり、当初は滝沢秀明や村上信の「嵐」入りが有力視されていて、一方、松本潤は「嵐」には入らずJr.に残り、相葉雅紀は名前さえ上がっていなかったという。
「Jr.本体の勢いを維持するため、滝沢クンと(今井)翼クンのデビューは先送りされたんです。また松本クンもJr.に残す方針だったそうですが、途中でジャニー喜多川社長の気が変わり、メンバーに選んだと聞きます」
ジャニー喜多川の“気が変わった”末に顔の濃いキャラとして松潤が抜擢されたというのだが、ジャニーさんの気持ちというか直感というか出来心で、メンバーが選ばれるさまが描かれていることは面白い。
さらにリーダーである大野智に至っては、もっとトホホな事情が。知名度も今ひとつだった大野だが、当時イラストレーターの仕事に興味を持っていたため、ジャニーズを辞めたいと言い出した。そのためジャニーさんが引き止める巧弁として、「デビューさせることを考えている」と言ったことから、メンバーに抜擢されたという。さらに最後まで決まらなかったのが相葉。
全てがジャニーさんの気持ち次第というわけだが、テキトーに決めているようでも、それがことごとく当たってしまうのがジャニーさんのすごさでもある。
さらに「嵐」の人選に大きく影響したのが1999年に起こったJr.飲酒喫煙解雇事件だという。
「特に、浜田一男クンっていうファニーフェイスのブサイク担当の子が、相葉ちゃんか大ちゃんの代わりに入っていたんじゃないかと。(略)顔の濃い大坂俊介クンっていうのもクビになっちゃったんですけど、マツジュンのポジションは彼だったかもしれません」
こうなると何が何だか、よくわからなくなるが、ジャニーさんの気まぐれと偶然で、現在とは全然違う顔ぶれになった可能性は高い。おそらく今回「週女」が掲載したエピソードはほんの一部なのだろう。
すでに離婚が決定的との報道もある米倉涼子。先週発売の「週刊文春」(文藝春秋)がその原因が夫のモラハラと暴力にあるという衝撃のスクープを放ったが、米倉夫妻の異変をいち早く報じた「自身」が今週も飛ばしている。
4月6日、「自身」は米倉を張り込み、後をつけた。都内の撮影スタジオで仕事をする米倉の様子を伺い、写真に収める。そして仕事が終わった米倉の車を追う「自身」。
まずはベッド。これはなかなか興味深い行動だ。男と別れるたびにベッドを買い替える女性が結構いる。一番男を思い出す場所だから。
いろいろな情報が錯綜し、所属事務所の暗躍も伝えられるが、ベッドを買い替えた米倉の離婚はやはり決定的なようだ。
上西百合子の浪速のエリカなどというネーミングでムカついていないか心配の、本物の沢尻エリカだが、現在公私ともに絶好調らしい。仕事の都合で一度は同棲を解消したデザイナーの彼と再び同居を始め、エリカママのリラさんも一緒に楽しく暮らしているという。
そこで定番のリナさんに直撃。いまや名物ママとなったリラさんは、マスコミの取材によっぽどの事がない限り気軽に応じてくれる有り難い存在。
「息子のように接してますよ」「結婚はまだないよ」「ゆっくりでいいんじゃないかしら」
本当に有り難い存在だ。
※画像は「週刊女性」4月28日号(主婦と生活社)