歌手の倖田來未が先月28日、デビュー15周年を記念した全国アリーナツアーのファイナルを迎え、天井から吊るされた布を使った空中パフォーマンス“エアリアルティシュー”を披露。その完成度の高さに称賛の声が上がっている。



 近年、『NHK紅白歌合戦』出場からも遠ざかり、メディア露出もめっきり減ってしまった倖田。今年のメモリアル・ツアーも、今月発売のニューアルバムも、彼女の全盛期と比べると大きな話題になっている様子はない。

 だが、今回のツアーで披露した数々のパフォーマンスは、音楽メディア関係者を、問答無用にうならせたという。

「倖田の出産後とは思えぬ体型から繰り出されるパワフルなパフォーマンスの数々は、観客を圧倒。これまでのように、ゴテゴテとしたガーリーな衣装やステージセットは見当たらず、LEDのみのステージ。シンプルに歌唱やダンスで勝負していたほか、ピアノによる弾き語りや、ギター演奏まで初披露し、一皮剥けた姿をアピールしていた。


 また、上空で歌いながらクルクルと回るエアリアルティシューは完成度が高く、努力がうかがえた。このパフォーマンスは、衣装デザインや演出も含め、シンガー・P!nkのパクリであることは明白でしたが、それを差し引いても十分に見応えのあるものでした」(音楽ライター)

 エアリアルティシューといえば、歌手の浜崎あゆみも昨夏のコンサートで、男性ダンサーとの演技を披露。メディアがこぞって取り上げたが、ネット上では浜崎のふくよかな体型ばかりが話題となり、「どすこい体型に布が食い込んで、“まわし”に見える」「お空からお団子がぶら下がってる」などと揶揄が飛び交った。

「一時は共にエイベックスの稼ぎ頭であった2人ですが、パフォーマンスに関しては、軍配は完全に倖田に上がったといえそう。やはり、エアリアルティシューはスタイルも重要。また、練習風景をYouTubeでこれ見よがしにアピールしていた浜崎サイドとは違い、倖田は“見えない努力”でカッコよさが際立ちました」(同)

 最近は、ピーク時よりも「痩せた」といわれる浜崎だが、倖田にリベンジする日はくるだろうか?