ソニー損保の新CMが25日から全国で放映を開始した。これまで、同CMのイメージキャラクターを務めてきたのは女優の瀧本美織(23)だったが、新シリーズでは新人女優の唐田えりか(からた・えりか/18)が、新鮮な魅力を振りまいている。



 現役女子高生らしく、ブレザーの制服を着た唐田が黒板の前に立って、自動車保険の見直しを促す「授業参観」篇と、ショートパンツから長い脚を伸ばして街中を全力疾走しながら自動車保険を宣伝する「早く知らせたい篇」からなる最新CM。今作がCM登場となる彼女の初々しい姿に、「この子誰?」と早くも気になった視聴者も多いことだろう。

 千葉県にある有名観光スポット・マザー牧場で、アルバイトしていたところをスカウトされた唐田。まだまだ知名度は低いものの、前クールに放送された本田翼(23)主演の"月9"ドラマ『恋仲』(フジテレビ系)にもゲスト出演。本田の高校生時代の同級生で、学校のマドンナ的な存在だった女子高生役を演じ、透明感あふれるルックスを披露した。

 同ドラマのプロデューサーは、唐田について「これからの時代を担う新しいスター候補」「人の心を掴む何かを持たれている方」と絶賛。
来春、高校を卒業する予定の唐田は、その後芸能活動を本格化させると目されており、ソニー損保のCMはその足掛かりとなりそうだ。

 その一方で、CMから降ろされた瀧本にはファンから心配の声が上がっている。

 新CMの放映開始日に発表された瀧本の降板劇。唐突にも思える事態に、ファンからは「あのCM好きだったのに」「美織ちゃんの笑顔と歌声に癒されていたから残念」「テレビで見る機会が少ないから、CMが楽しみだったのに...」といった声が寄せられることとなった。だが、こうした状況はある程度予測できたという。

「今年6月に瀧本さんは、ジャニーズのアイドルグループ・Kis-My-Ft2藤ヶ谷太輔さん(28)との熱愛が報じられました。
清廉さがウリの瀧本さんがジャニーズとの熱愛が発覚したことで、多少なりともイメージが変わってしまった。広告を出す企業としても、よりフレッシュな魅力にあふれた唐田さんのほうがふさわしいと考えたのでしょう。

 そもそも、2009年からソニー損保のCMに起用された瀧本さんも、当時はほぼ無名の新人でした。企業が新鮮なイメージを打ち出すために、新人を起用することはよくありますから、今回の入れ替えも妥当な判断だったのでは。まあ、このところの瀧本さんといえば、『アナザースカイ』(日本テレビ系)のアシスタントMCが主な仕事で、ドラマなどへはゲスト出演ばかり。露出が減っていることは否めませんから、ファンはそうした現状に心配を寄せているのでしょう」(芸能ライター)

 ソニー損保のCMに起用され、世間的にも知られるようになった瀧本は、2010年の朝の連続テレビ小説『てっぱん』(NHK)のヒロインに抜擢され、一気に知名度を上げた。
だが、その後さまざまな作品に出演するも、大きく飛躍することはできず。最近ではガールズバンド・LAGOON(ラグーン)のボーカルとしても活動しているが、一部のメディアには「迷走気味」と手厳しいコメントを添えて伝えるところもある。

 11月24日にスタートする連続ドラマ『わたしをみつけて』(NHK/全4回)で主演を務める瀧本。久しぶりとなる主演ドラマで存在感を発揮してくれることを期待したい。
(文=愉快)