42歳で突如引退し、「不滅の大スター」、「永遠の処女」と呼ばれ続けた伝説の名女優・原節子さんが9月5日、肺炎のため95歳で神奈川県内の病院で亡くなっていたことを25日、各メディアが大々的に報じた。
原さんの死去については、国内のみならず、海外のメディアも反応。
女優を引退後は映画界やマスコミとの交流を一切断ち、神奈川県鎌倉市内の自宅で甥一家と同居。本人の意向で葬儀は親族のみの密葬で、亡くなった事実は公表していなかったというのだが…。
「10月に発売された一部女性誌が、『原さん死去』の情報をつかんで自宅にいる甥を直撃した。ところが、その甥は直撃に対して、原さんが都内の施設に入院していると説明。
山田洋次監督は「原節子さんは美しいままに永遠に生きている人です。半分は神様と思って手を合わせます」とコメントを発表。
日本映画界にとって多大なる功績を残してきた原さん。ついに帰らぬ人となってしまっただけに、今年から来年にかけて行われる数々の映画祭では、原さんに対してその功績をたたえる賞が贈られることになりそうだ。