NHK朝の連続テレビ小説『まれ』でヒロインを務め、2015年の民放連続ドラマで最高視聴率を記録した『下町ロケット』(TBS系)では主人公の娘役を演じた女優の土屋太鳳(20)。そんな彼女が「今年の顔の女優」として、人気トークバラエティ『しゃべくり007』(日本テレビ系)に出演し、キュートな笑顔で改めてファンを魅了した。



 大活躍となった1年を紹介されながらスタジオに登場した土屋は、「そんなんじゃないです...」と少々照れながらしゃべくりメンバーと対面。冒頭のトークでは、「太鳳」という名前の由来が母の予知夢によることや、かつて舌小帯短縮症(舌の裏側についているヒダが生まれつき短いことにより、滑舌が悪くなる発達障害のひとつ)に悩み、手術したことなどを明かした。

 いずれも過去に出演したトーク番組などで触れられた内容で、ファンにとっては新鮮味に欠けるものだったが、芸人らとの絡みでは可愛らしい姿を披露。女優を目指すきっかけはジョニー・デップ主演の映画『シザーハンズ』だと話し始めながら、小学生のときに「劇の会」で演じた酔っ払い役を褒められたことが嬉しかったからと飛躍したトークを展開し、一斉にツッコまれつつ天然キャラを炸裂させた。

 その後も土屋はゆったりとした独特な口調でしゃべくりメンバーを翻弄。とはいえ、トークの中では芸人らのギャグを積極的にマネするなど、その場を盛り上げたいとの気持ちも大きかったのだろう。
そんな土屋にはネット上の視聴者から、「やっぱり可愛い」「一生懸命なところが最高」「マジメなんだね」といった称賛コメントが寄せられており、多くのファンも喜んだようだ。

「『まれ』や『下町ロケット』から、土屋さんには健康的な美少女といったイメージを持っている人も多いと思いますが、バラエティで見せる姿もハツラツとしたもので、ギャップが少ないことから視聴者も安心して楽しむことができる。今回の番組では食事するシーンもありましたが、いかにもおいしそうに食べる姿は可愛らしさと同時に上品さを感じさせ、そういった雰囲気も天然キャラを嫌味のないものにしている気がしますね」(芸能ライター)

 一方、ネットを見ると、喋り方や仕草が"あざとい"として、天然キャラを装っているのではないかとの指摘もある。

「人気者となればアンチの存在も出てくるもの。幅広い層から支持される土屋さんも例外ではなく、一部から"ぶりっ子"といった声も上がっています。映画のイベントなどでサンタクロースや妖精を見たことがあると話したり、記者の質問に見当違いの返事をしてしまった姿に違和感を覚えた人もいるようですね。


 また、『まれ』で夫婦役を務めた若手イケメン俳優の山崎賢人さん(21)との仲が良すぎるとして、一部の女性ファンからバッシングが上がったこともありました。多くの人はふたりを『お似合いのカップル』と好意的に受け止めていますが、公開中の青春純愛映画『orange-オレンジ-』でも恋人役を演じていることから、山崎さんのファンには納得いかない部分もあるようです。試写会ではコタツに入ってトークを展開したのですが、仲睦まじいふたりに対して『イチャイチャしすぎ』といった声も上がっていました」(ネットライター)

 父親が会社経営者で母方の祖父は病院の元院長という超お嬢様の土屋。そういった環境で育ち、芸能界でもブレイクを果たした彼女は同性からの反感を買いやすいのかもしれない。ともあれ、天然ボケなところを見せつつも清楚で上品な雰囲気を漂わせる彼女には、アンチの声など気にせず、今後も自然体の魅力を振りまいてほしいものだ。
(文=愉快)