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横浜点滴殺人「内部犯行説」で浮上した「終末病棟」の闇現場

2016年10月9日 09時53分 (2016年10月12日 17時00分 更新)

 神奈川県横浜市の大口病院で起こった点滴殺人。現場付近の飲食店店主は、「マスコミのカメラが店の前まで占拠するもんだから、客足が遠のいていますよ」と音を上げているが、何せ人の出入りが少ない病院内での密室犯行。戦慄の犯人像はしぼられつつあるようだ。

 終末期医療が専門の4階ナースステーションに保管されていた点滴袋に何者かが注射器を使って、界面活性剤を混入。9月18日、20日と80代の入院患者2人が立て続けに中毒死した。

 9月27日、高橋洋一院長は報道陣を前に、沈痛な表情で声をしぼり出した。

「犯人が腹立たしい。皆目見当がつかないが、内部の可能性も否定できない」

 捜査関係者が語る。

「当初、怨恨の線で被害者の人間関係を洗ったが、それらしき情報は上がってこなかった。点滴袋に界面活性剤が混入されたのは17日以降と見られている。つまり事件当日、犯人は現場に居合わせていなかったかもしれない。ターゲットも無作為。そうなると無差別殺人とも言える鬼畜の所業だ。ナースステーションに出入りできる人物となると、やはり内部犯行を疑う声は強い」

 福岡徳洲会病院センター長の長嶺隆二医師は言う。

「たとえ毒性がなくても、点滴薬以外の異物が血管に入れば、2、3分で死亡します。そんなことは、医療従事者であれば誰でも知っています。状況から考えて、注射や点滴の扱いに慣れた医療従事者による犯行の可能性は高い」

 また、大口病院では7月から9月20日にかけて、前述した2人以外に46人の入院患者が死亡。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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