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司馬遼太郎賞で“司馬史観”を語るお墨付きをいただいた

2017年3月4日 17時00分 (2017年3月7日 16時18分 更新)

 司馬遼太郎をしのぶ「第21回菜の花忌シンポジウム」が2月18日開催され、約1400名の聴衆で会場のNHK大阪ホールは満席となった。


  広く文芸やジャーナリズムの中から創造性にあふれる作品を選ぶ司馬遼太郎賞の贈賞式も行われ、『鬼神の如く 黒田叛臣伝』(新潮社)で同賞を受賞した葉室麟さんが「高校生の頃から愛読してきた司馬さんの名前を冠した賞をいただけるとは夢のようです」と喜びを述べた。


 さらに、「賞を頂いたことで、司馬作品について語るお墨付きを頂いたつもりで」と、司馬遼太郎が代表作『竜馬がゆく』に込めた思いを語った。


「司馬さんは、敗戦を経験し戦前を否定されてきた人々へ、戦前の全てが間違っていたわけではないという光を見せました。これは“司馬史観”と呼ばれ、多くの人達の支持を受けました。ところが最近、この考え方を否定する声があると聞きます。わたしは、戦後になったから民主主義が生まれたわけではなく、江戸時代までの歴史のなかにその要素は生まれていると考えています。だからこそ、司馬さんは竜馬から連なってきた明治という時代を肯定したのです。これからも、小説だけでなく『この国のかたち』といったエッセイを含めた、司馬さんの作品が読み継がれて欲しいと思います」


 と、承久の乱や後醍醐天皇などを例にとりながら、受賞講演を行った。


 今年1月刊行の『墨龍賦』(PHP研究所)で著作50冊を迎えた葉室さん。その作品からは今後も目が離せない。


(「週刊文春」編集部)


注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

コメント 1

  • 匿名さん 通報

    この人は自虐史観まみれの人にしか見えない。GHQの日本人愚民化教育をありがたく信じ切っている間抜けでしかないと思う。米中韓にとってはまことに好都合な人間。それらを「エリート」と呼びもてはやす。

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