球場に頻繁に足を運ぶほど熱心なファイターズファンの牧野と谷本メジャーデビューにあたって「つばきファクトリー」にインタビューさせていただいた際、ファイターズの魅力を熱く語ってくれた谷本さん。お気に入りの選手は西川遥輝選手で、昨年の日本シリーズ第5戦の西川選手のサヨナラ満塁ホームランは札幌ドームで観ていて大感激したといいます。
ハロプロ内でファイターズファンといえば、モーニング娘。
谷本さんよりも応援している期間はずっと長く、幼少時代、新庄剛志選手を観て惹かれ、それ以来のファンだといいます。今は特に主砲・中田翔選手の推しとのこと。忙しいモーニング娘。としての活動の合間をぬって、西武ドームなどでのファイターズの応援席で応援しているところを目撃されることも多い牧野さんです。
熱烈なジャイアンツファンはアンジュルム竹内とこぶし・広瀬「こぶしファクトリー」の広瀬彩海さんは、読売ジャイアンツの大ファン。特に高橋由伸監督を現役時代からずっと応援しているといいます。東京ドームと神宮球場を中心に球場にも積極的に足を運び、外野の応援席で応援団と一緒に観るか、2階席から俯瞰で試合を観るのが好きだと、過去のインタビューで語ってくれました。
昨年夏に発売した、こぶしファクトリーのシングル『バッチ来い青春!』は野球をモチーフにしていて、ユニフォームふうの衣装に、ノリノリな様子だった広瀬さん。ミュージックビデオも野球場での撮影で、野球好きの夢である、グランドに足を踏み入れることも実現できて感激していました。
そしてハロプロ内で“元祖”野球好きといえば、アンジュルムの竹内朱莉さん。
アイドル界全体でも“ただのファン”ではなくマニアックな野球好きが増加中10代、20代のアイドルや女優、モデルには、従来どちらかといえばサッカーファンが多く、日本代表戦が行われる日などには、ツイッターなどで応援メッセージや試合実況を書き込むことがよく見られます。
そんななか野球好きが目立つハロプロ勢。「ハロプロ」と「プロ野球」といえば、かつて“黄金時代”といわれた大人気の時代があり、一時期、別勢力に押され気味で勢いを失っていた時期も存在するものの、根強いファンに支えられ、今やスタンダードな人気になっている…そんな共通点があります。
最近はハロプロ以外でも、マニアック、オタク気味の知識を持つ野球好きが増えています。
SKE48の現役メンバーの日高優月さんもやはりドラゴンズファンですが、同時に野球全般のマニアックなファン。特技の“野球モノマネ”では普通10代の若者が知らないような選手もレパートリーに含まれています。
最近は、サッカー、相撲などでも、ただのファンのレベルを超えるオタク的、マニアックな知識を持つアイドル、女優らが増えています。知識の面での“本物のファン”感は、アイドルファンだけでなく、それぞれのスポーツファンに支持される可能性も高いです。今では高齢ファンが主だと言われるプロ野球は、アイドルを応援する層とも親和性があると思われます。
文/田中裕幸