スポーツ界&エンタメ界にともに逸材が集中する年代というものがあります。近年では「マー君世代」と言われるヤンキース・田中将大投手がいる1988年度生まれ。
ドジャース・前田健太投手、巨人・坂本勇人選手、そして芸能界では新垣結衣さん、戸田恵梨香さん、堀北真希さんらがおり女の当たり年と言われます。

その後3年周期で当たり年が来る法則があり、「マー君世代」の6年後の1994年度生まれには日本ハム・大谷翔平選手、フィギュアスケート・羽生結弦選手、水泳の萩野公介選手、瀬戸大也選手、芸能界では山崎賢人さん、土屋太鳳さん、二階堂ふみさんなどがいます。

その3年後の1997年度生まれも逸材ぞろいですが、特に芸能界に限れば、その翌年の1998年度生まれは“奇跡の世代”と言われ、大きな盛り上がりを見せています。果たして時代の主役になるのは97年度生まれ?それとも98年度生まれ?



主役級女優が続々輩出している「マー君世代」1988年度生まれは、かつて斎藤佑樹投手(日本ハム)の活躍で“ハンカチ世代”と言われた注目世代です。田中投手、前田投手、坂本選手以外でも、澤村拓一投手、吉川光夫投手(ともに巨人)、秋山翔吾選手(西武)など主力級が続々、ほか体操の内村航平選手も同学年です。

この学年、芸能界に目を移しても、新垣結衣さん、大島優子さん、黒木メイサさん、多部未華子さん、戸田恵梨香さん、菜々緒さん、堀北真希さん、吉高由里子さんなど主役クラスの女優たちが顔を揃えます。
また俳優の佐藤健さん松坂桃李さん、窪田正孝さん、三浦翔平さん、アーティストではPerfumeの3人、西野カナさん、川谷絵音さん(ゲスの極み乙女)など挙げるとキリがないほどです。

スポーツ界の逸材続々の「大谷翔平世代」はエンタメ界も逸材が続々この88年度生まれ組に負けず劣らずの逸材を生み出しているのが、大谷翔平選手(日本ハム)らの1994年度生まれ組。ともに甲子園で活躍した藤波晋太郎投手(阪神)、昨年の“ドラ一”投手・田中正義投手(ソフトバンク)などプロ野球選手だけでなく、羽生選手、萩野選手、瀬戸選手のほか、柔道のベイカー茉秋選手、レスリングの土性沙羅選手、新体操の元選手・畠山愛理さんらリオオリンピック活躍組、そしてソチオリンピック出場のフィギュアスケート元選手・村上佳菜子さんも同学年です。

この94年度生まれ、やはりエンタメ界でも逸材ぞろい。山崎賢人さん、川口春奈さん、土屋太鳳さん、二階堂ふみさん、松岡茉優さん、家入レオさんら旬の女優、俳優、アーティストが続々。また、ももいろクローバーZの百田夏菜子さん、有安杏果さん、乃木坂46井上小百合さん、桜井玲香さん、中田花奈さん、西野七瀬さん、若月佑美さん、℃-ute鈴木愛理さん、アンジュルム・和田彩花さん、Juice=Juice宮崎由加さんらアイドルでも数多くの人気メンバーがいます。


ちなみに上記では、松岡さん、家入さん、百田さん、鈴木さんは高校の同級生だそうです。

スポーツ界&エンタメ界の逸材が集中する年は3年周期で来る法則逸材が集中する年度というのは不思議と各分野ともに共通する傾向があり、その周期は3年で「マー君世代」と「大谷世代」の間の1991年度生まれ組は前田敦子さん、高橋みなみさん、板野友美さんらAKB48のかつての中心メンバーが集中した黄金世代。現役の柏木由紀さん、北原里英さん(NGT48)も同学年です。“ももち”こと嗣永桃子さん、女優の波瑠さん、野球界では大谷選手の高校の先輩・菊池雄星投手(西武)、プロゴルファーの石川遼選手らもいます。

野球界で大谷選手世代の下の世代で注目されるのが、やはりその3年下、オコエ瑠偉選手(楽天)、平沢大河選手(ロッテ)、小笠原慎之介選手(中日)など甲子園をわかせた1997年度生まれ組。競馬の藤田菜七子騎手、フィギュアスケートの宇野昌磨選手も同学年です。


エンタメ界でも、BABYMETALのSU-METALとして活躍する中元すず香さん、AKB48グループでは、松井珠理奈さん(SKE48)をはじめ、宮脇咲良さん(HKT48)、向井地美音さん(AKB48)、岡田奈々さん(AKB48、STU48)といった新世代エース、フェアリーズ伊藤萌々香さん、女優の上白石萌音さん、杉咲花さん、小芝風花さん、飯豊まりえさん、武田玲奈さん、山本舞香さん、シンガー・ソングライターの井上苑子さん、モデル&タレントの藤田ニコルさんらがいます。

3年周期法則”を打ち破る“奇跡の世代”!?ところがその“3年周期法則”を打ち破るようにその1学年下の1998年度生まれが、特に女優界を中心に「奇跡の世代」と言われるほど盛り上がりを見せています。挙げてみると、広瀬すずさん、橋本環奈さん、平祐奈さん、福原遥さん、石井杏奈さん、岡本夏美さん、そして秋からのNHK連続テレビ小説『わろてんか』のヒロインに選ばれた葵わかなさんなど、次世代のドラマ、映画界の中心になりそうな女優が続々です。

またアイドル界では、HKT48・朝長美桜さん、乃木坂46・齋藤飛鳥さん欅坂46長濱ねるさん、東京女子流・新井ひとみさん、Juice=Juice・宮本佳林さん、植村あかりさん、モーニング娘。'17・小田さくらさん、そしてモーニング娘。
を卒業した鞘師里保さんなど逸材が続々です。

スポーツ界では、野球でいえば今井達也投手(西武)など昨年甲子園で活躍したルーキーイヤーの選手ということで、まだまだブレイクに至っている人は少ないですが、彼らの活躍が目立ってくれば、上記の“3年周期法則”を打ち破り、1998年度生まれが時代の主役になるかもしれません。エンタメ界、スポーツ界ともに、97年度生まれ、98年度生まれのこれからに特に注目です。

文/田中裕幸