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低迷していた『朝ドラ』が復活できたのはなぜ? 「半世紀前にスタンダードは確立されていた」

2017年6月13日 06時00分 (2017年7月8日 10時01分 更新)

「毎朝、天気予報や占いを見るのに近いかもしれません。日本人の生活習慣の一部に朝ドラは組み込まれているんです」と語る木俣冬氏

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でも共感してくださる方も多かったんですよ。私はあくまで見る側なので、偉そうなことを言える立場ではないですが。

―木俣さんも毎朝、感想を共有していたんですね。

木俣 そういう意味では成功だったのかもしれません(笑)。それで、『まれ』の毎日レビュー連載が終わった頃、この本のお話をいただいたんです。

朝ドラは1961年に始まっています。作品すべてを見られたんですか?

木俣 映像が残っていない作品もありますが、できる限り、ビデオやDVD、オンデマンドなどで見ました。なかでも興味深かったのは、66年度の『おはなはん』。大枚はたいてビデオを買ったんですが、半世紀前の6作目にして、“戦中・戦後を舞台にした女の一代記”という朝ドラのスタンダードが確立されていたんです。

―83年度の『おしん』は期間平均視聴率52・6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。そういうスタンダードがあったから、驚くほどの高視聴率を獲得できたのかもしれませんね。

木俣 それが、21世紀に入ると、10%台に落ち込む作品が続きました。この本に詳しく書きましたが、社会構造や家族像、女性の生き方の変化も大きかったんだと思います。

―復活のきっかけはやはり『あまちゃん』だったんでしょうか?

木俣 21世紀の朝ドラを見直してみると、そうでもないんです。まず、2010年度上半期の『ゲゲゲの女房』は放送時間がそれまでよりも15分早まり、8時からになったことで視聴者を増やしました。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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