歌舞伎俳優の市川海老蔵が23日、公演先の東京・シアターコクーンで会見を行い、22日の夜、妻でフリーアナウンサーの小林麻央さんが亡くなったことを報告。最愛の妻との別れに会見中、何度もこみあげてくる涙をぬぐった。



 「麻央さんの訃報は22日夜、一斉にマスコミ関係者の間に回った。しかし、麻央さんの事務所は『海老蔵さんの方に聞いてください』としか答えず。結局、各社裏が取れなかった。しかし、23日の午前中、一部スポーツ紙のネット版が訃報を報じ確定した」(ワイドショー関係者)

 冒頭で海老蔵は、「昨日、麻央が旅立ちました」と報告。「みなさんに伝わったのが早かったと言うことで、急きょいろいろな方にご迷惑がかからないように、ブログや、アナウンサー時代から妻を応援してくださったみなさんにご報告しようと思いました」と、昼公演と夜公演の合間にもかかわらず、会見を行った理由を説明した。

 昨日、自身は同所で公演。
そのため、自宅で母親と姉でフリーの麻耶アナが麻央さんを看病していたというが、公演後、撮影と稽古を終え、麻央さんの母親からのLINEを1時間半遅れで見ると「具合が悪い」とメッセージが。そのため慌てて自宅に帰ったという。

 息を引き取る瞬間、麻央さんは海老蔵に「愛してる」と言って、天国に旅だったという。今後、2人の子供とともに人生を歩むことになるが、「私が今後、背負っていくもの、やらなくてはいけないこと、子供たちに対して、とても大きなものがあると痛感しました」としみじみ。

 普段はあまり感情を表に出さない海老蔵だが、会見中は何度も涙。麻央さんとの思い出を聞かれ、「初めて会った時から今日の朝まで全部、全部ですね」とハンカチで涙をぬぐった。


 なお、会見の会場には、およそ400名の報道陣が集まった。