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研究報告~若者がセックスも就職も放棄!? ドラマ『過保護のカホコ』が共感された理由

2017年10月6日 11時00分 (2017年10月17日 22時27分 更新)

過保護な親が子供も日本もダメにする!?(depositphotos.com)

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「おまえみたいな過保護がいるから日本が駄目になる」――。

 この夏ヒットした日本テレビ系ドラマ『過保護のカホコ』で登場したセリフだ。主人公は、両親に溺愛されて育った女子大生の根本加穂子(ねもと・かほこ)。第1話で同じ大学に通う画家志望の麦野初(むぎの・はじめ)がカホコに言い放ったのが、冒頭のセリフである。

 過保護かどうかに明確な基準はないが、ドラマで描かれていたのは「子育てで後悔したくない」という動機による、「親」の次のような行動だ。

▶︎子どもの課題に介入する
▶︎子どもに決定権を与えない

 こうした親の行動が、少子化や労働人口の減少という、私たちが現在直面している問題とどのように関係し、日本を駄目にしているのだろうか?

最近の若者は成長が遅れている

 少子化は日本だけで起こっているのではない。「先進諸国病」とも呼ばれ、欧米でも進んでいる。

 先日、少子化に関係すると思われるアメリカの研究結果が、『Child Development』(9月19日オンライン版)に掲載された。「最近の若者は成長が遅れているのではないか」と、研究を行った米サンディエゴ州立大学心理学のジーン・トウェンギ教授らは指摘している。

 この研究では、1976~2016年にアメリカの13~19歳の男女約830万人を対象に実施された調査のデータを分析。その結果は下記のとおりだ(括弧内は日本での学年)。

○アルバイト経験者:12年生(高校3年生)
 1990年代:72~73%→2010年代:55%

○デート経験者:12年生(同前)
 1990年代:81~84%
 2010年代:63%

●セックス経験者:12年生(同前)
 1990年代:64~68%
 2010年代:62%
●セックス経験者:9年生(中学3年生)
 1990年代:38%
 2010年代:29%

◇飲酒経験者:12年生(高校3年生)
 1990年代:81%
 2010年代:67%
◇飲酒経験者:10年生(高校1年生)
 1990年代:71~72%
 2010年代:51%

 20年前と比べ、働いたり恋愛をしたり酒を飲んだりという「大人の経験」をした若者が減少している――。

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