9月29日の情報番組『news every.』(日本テレビ系)の放送内容が、一部マスコミ関係者の間で波紋を広げているという。なんでも「映ってはいけない人物を放送したことで、日テレ内部でも問題になっている」(テレビ局関係者)とのことで、すでに取材に動くメディアも存在するというが……。



「番組では、東京・六本木が“ステーキ激戦区”になっているという情報を紹介。六本木で夜勤終わりの人たちが、明け方、ステーキ店に集まっていることを説明し、客への取材も行っていたのですが、その“お客さん”としてインタビューに応じていたのが、2016年に恐喝未遂の疑いで逮捕された芸能プロ元社長・X氏だったんです」(スポーツ紙記者)

 X氏はもともと暴力団員で、以前には振り込め詐欺の主犯格としての逮捕歴を持つ。

「X氏は、14年に関東連合との関与を匂わせて、知人を恐喝したことで昨年も逮捕されていました。業界内では、いわゆる“半グレ”の人物として、認識されています。X氏が経営していた芸能プロには、かつて平子理沙梅宮アンナ、神戸蘭子らが所属しており、逮捕時には注目を集めていましたね。そんなX氏が、いきなり夕方の情報番組に顔出しで登場したので、本人を知る関係者は騒然となったんです」(同)

 とはいえ、VTR中のX氏は「(ほかの店は)せいぜい3時(終了)とかなので、6時(まで営業している)のはデカいよね」「女の子とかでも赤身(の肉)だけだから、誘ってもすぐ来ますもんね」などと、気さくに取材に応じていたのみ。


「こうした一般人インタビューの際、日テレでは、店舗関係者に、取材当日はインタビューも行う旨を伝えるようにしています。そして、インタビューする客側にも、氏名を確認させてもらい、『放送してもいい』という許諾や、『店の関係者ではありません』といった内容の誓約書を交わして撮影をしている。日テレサイドは、X氏を完全に“一般人”だと思ってオンエアしたのでしょう」(同)

 しかし、マスコミ関係者の中には、当然、X氏の顔を知る者も少なくない。

「一部マスコミが『日テレはヤバイ人物を出演させた』『知らなかったとしても、これは問題』と取材を進めだしています。事態に気付いた一部日テレ関係者は今、頭を抱えているようです」(同)

 日テレの動揺をよそに、X氏は今日も六本木で活動しているのだろうか。