どこまでOKでどこからNG? レーティングのあれこれをCEROに聞いてみた

2010年9月6日 20時40分

 
海外タイトルの日本版がリリースされるとき、必ず話題になるのが「表現の変更」。暴力表現などが変更されるタイトルも多く、オリジナルに忠実なゲーム体験を求めるファンからは不満の声もちらほら聞きます。

そのときよく話題になるのが、日本のゲームレーティング機関であるCERO(コンピュータエンターテインメントレーティング機構)です。

しかし、実際にはどのようにレーティング付けが行われ、ゲームの開発や流通にどのような影響を及ぼすのでしょうか? CERO専務の渡邊和也さんと、マネージャーの佐竹正治さんにお話をうかがってきました。


 
Kotaku JAPAN(以下KJ):よろしくお願いします。ではまず、CEROのなりたちについておうかがいできれば。

渡邊和也さん(以下渡邊):まずCEROができる前はCESA(コンピュ-タエンタ-テインメント協会)の中に倫理委員会というのがありまして、「これは一般に出すのはまずい」というゲームだけをカットしていました。それ以外のタイトルに関しては、各メーカーの自主規制に任されていたんですね。

しかし当時、諸外国ではレーティング制度というものが主流になりつつありました。そこで、日本でもレーティングを導入した方がいいんじゃないか、という話になりました。このとき、ゲームの業界団体が取り仕切っても信用されないだろうから、独立した組織としてCEROができたわけですね。ですから、CEROはどこからも指示を受けない中立の組織です。

KJ:CEROの運営資金というのはどこから来ているんですか?

渡邊:ゲームメーカーさんからレーティング審査を依頼されたときの審査料が主体ですね。

KJ:レーティングはA/B/C/D/Zの5段階ありますが...

佐竹正治さん(以下佐竹):マークとしては5つです。Zの上に、禁止表現という領域がありまして、該当する表現があった場合にはレーティングを与えない、ということになっています。

KJ:レーティングが与えられないと市場には出せない?

渡邊:実質的には出てないですね。

KJ:実質的とは?

渡邊:我々が「発売できません」ということを決められるわけではなく、権利もありません。ただプラットフォーマーさんが承認されないのです。

KJ:つまり、任天堂やソニー、マイクロソフトが承認の基準としてCEROのレーティングを採用しているわけですね。

渡邊:そうです。
 

 
KJ:審査の手順についておうかがいします。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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