[コラム] デジタル配信で購入したゲームは本当に自分のもの?

2012年2月10日 21時10分

利用規約はしっかり読んでおいた方がよさそうです...

「Steam」等、ゲームのデジタル配信サービスを利用されている読者の方も多いと思いますが、そうしたサービスで購入したコンテンツの「所有権」についてどうお考えでしょうか?

英PCゲームサイトRock, Paper Shotgun(RPS)のジョン・ウォーカー記者によると、現時点においてデジタルコンテンツに関する法律は整っておらず、その「所有権」の定義は曖昧のままゆえ、発売元に有利な形で利用されているとのこと。

実際にSteamアカウントを突然凍結されたユーザーの体験談、そしてデジタルコンテンツに対する弁護士の見解をご覧ください。
 

 

 
「所有する」、とは一体どういう事を指すのでしょう?

例えば家の冷蔵庫の中身は筆者のものと言い切って間違いないでしょう。PC本体も間違いなく筆者の所有物。では棚に並ぶ本、そしてCDは? これらに関して筆者に与えられた権利は僅かなものです。PCにインストールされているソフトウェアに至っては、発売元による変幻自在な制限がかけられています。ライセンスを与えられているとはいえ、そもそもライセンスとは一体何なのか。

これがデジタルコンテンツになると、ユーザーの所有権という概念はさらにやっかいな存在となり、その定義は極端に曖昧なものとなります。こうした状況は時にユーザーに牙を剥くこともあるのです。これは理由を明かされないまま突然Steamアカウントを凍結され、購入した全てのコンテンツに対するアクセス権を奪われた、とあるRPS読者のお話。弁護士の見解も合わせてお届けします。

 
突然のSteamアカウント凍結!理由は全く明かされず

 
RPSではこれまでに、EAによる不可思議なアカウント凍結事例の数々をレポートしてきましたが、それらはどれもバカげているとはいえ、明確に根拠が示されたものでした。しかし今回RPS読者、gimperialさんが直面した事態は少々趣きが異なります。彼の場合は1000ポンド(約12万円)以上を費やして購入した250以上のゲームを所有するSteamアカウントを、その運営元であるValve社によって理由を明らかにされないまま凍結されてしまったのです。

本ケースはかなり複雑な経緯となっています。ロシア在住のgimperialさんは、友人達が安価でゲームを手に入れることができるように、ギフト機能を通じてゲームを譲渡していたそう。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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