この冊子を制作したのは、2000年代前半から『スペースハリアー』のファンサイト“Get Ready”を運営するPinさん。
本誌の内容は、ムービング筐体のレストア記、国内、海外の移植作のレビュー、サウンド全曲解説、mz-700版の開発者、古旗氏の移植話、当時の数少ないゲーム専門誌Beepの元ライターによる思い出話など『スペースハリアー』に関する情報が、全132ページにぎっしり詰まっています。
この冊子の位置づけは『スペースハリアー』の研究本であり、引用の範囲内で編纂されたものと制作者は表明しています。時の流れとともに薄れゆくゲーム作品の魅力を、在野のファンたちが集まり伝承しようとする。ゲームを文化として残すひとつの形を本誌「スペースハリアーの30年」から感じてみてはいかがでしょうか。