iOS/Androidアプリ『Fate/Grand Order』では、10月中旬より1.5部「Fate/Grand Order Epic of Remnant」の新章がスタートする事が発表されています。3つ目となる今回のタイトルは「屍山血河舞台 下総国 英霊剣豪七番勝負」。
ストーリーはもちろんですが、注目はどんなサーヴァントが出るのか?ということでしょう。

そこで現在まで出ている情報を、過去の1.5部を思い返しながらまとめてみました。このサーヴァントが出るのでは?という予想もありますので、ぜひ皆さんも一緒に考えてみてください。

※本編のネタバレにご注意ください。
※本記事はあくまで当編集部による推察に過ぎません。『Fate/Grand Order』の正式な情報についてはこちらの公式サイトをご覧ください。


1.5部の新章「屍山血河舞台 下総国 英霊剣豪七番勝負」。公式サイトには「悪鬼羅刹の七騎が嘲笑う――見よ、血染めの月が太陽を食い尽くす」という言葉が合わせて書かれています。
そしてPVには「一切鏖殺」「インフェルノ」「美しき獣は嗤う」「埋め込まれた宿業」「英霊剣豪七騎」「エンピレオ」「狂瀾怒濤」「剣禅一如」「五芒星」「天眼の剣士」「プルガトリオ」「夢想からの復讐」「無と、無限」という13のワード。一体どういった意味なのでしょうか?

今までの1.5部は、新宿が“悪属性”、アガルタが“女性”サーヴァントの絆の獲得量アップでした。今回は剣豪ということで、もしかしてセイバー…?ここも気になるところです。

◆タイトルやPVの気になる言葉たち
早速タイトルから紐解いていきましょう。
まず「屍山血河」というのは、山のような屍と河のように血が流れる激しい戦場という意味です。他のワードも見るに、なかなかバイオレンスなストーリーになりそうな予感。続く文章は「下総国」。現在の千葉県の上の方です。今回の舞台となる場所は、冬木、新宿に続き三回目の日本ステージではないかと予測しています。

そして「悪鬼羅刹の七騎が嘲笑う――見よ、血染めの月が太陽を食い尽くす」という言葉と、タイトルの「英霊剣豪七番勝負」から、七騎の剣豪サーヴァントと戦う可能性が高そうです。
しかし剣豪がセイバーとは限らないのが『Fate』。“悪鬼羅刹”は恐ろしい化物、魔物を指すので、バーサーカーやアヴェンジャーてんこもりかもしれません。

続いてPVに記載された13のワードについて。過去、新宿編のワードは新規サーヴァントを指す言葉が全て出ていましたが、アガルタはほぼゼロでした。なので、登場サーヴァントを全て完璧に予測するのは難しそうですが、「天眼の剣士」などはヒントになりそうです。気になるのは「インフェルノ」「エンピレオ」「プルガトリオ」の3つ。
一見剣豪ということで日本がメインに見えますが、海外の英霊の登場を予感させます。

ちなみに「インフェルノ」は地獄、「プルガトリオ」は煉獄を指します。「エンピレオ」は13世紀にダンテ・アリギエーリによって書かれた『神曲』に登場する天国「第十天 至高天」の名称。どの言葉も『神曲』に出ている事から、ストーリーに深く関わってきそうです。

YouTube:https://youtu.be/GnDPsr3AN7Y
◆今までの1.5部を振り返って予想しよう
まずはサーヴァントについて。新宿は新規が4騎、当時未実装が1騎、既存が5騎、既存だけど別クラスが1騎の計11騎。
アガルタは新規4騎、既存3騎、既存だけど別クラスが3騎の計10騎が登場しています。新規は4騎ぐらいと考えて良さそうです。ここに武蔵が加わるならば、3騎が新たに登場しそうです。

個人的に注目したいのは、今までの二章に必ず既存サーヴァントの別クラスが出ているところ。特に『Fate/stay night』からエミヤ、アルトリア、ヘラクレスが出ているのも気になります。今回はタイトルの「剣豪」と武蔵がいることから、ライバルである佐々木小次郎が出るのでは、という声が多く、彼もまた『Fate/stay night』初出サーヴァント。
いよいよセイバークラス?と、期待も高まります。

そして次に[オルタ]です。新宿ではエミヤとアルトリア、そしてアガルタではダユーという、肉体がドレイク[オルタ]らしきサーヴァントが登場しました。既存サーヴァントの新たなオルタも出るかもしれません。アガルタのフェルグス・マック・ロイのような、ストーリー参加のみの別クラスサーヴァントも出てくるかもしれませんね。

新宿とアガルタに共通しているのが“創作の物語”が核であるところ。新宿ではクライマックスで様々な推理小説の探偵が登場、アガルタではラスボスである不夜城のキャスターがまさに自身の創作した物語を語る語り手という内容でした。今回のストーリーも、何らかの“物語”が深く関わるかもしれません。

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◆既出サーヴァントは誰が出る?
まず決定的なのは、2017年初の新規サーヴァントとして登場した武蔵。ビジュアルにも描かれているので、確定だと思われます。そしてライバルである佐々木小次郎も高確率で登場しそうです。武蔵のマイルームの特殊セリフを聞くと、別の姿の時に会っているような発言があるので、やはり別クラスでの実装があるかもしれません。

小次郎に次いで沖田総司。剣豪と名高い新選組の一番組隊長ということで、可能性は十分にあると思われます。沖田は小次郎、武蔵に対する特殊セリフもあるので、登場したらその関係性も見えてきそうです。

そして沖田が活躍する漫画『Fate/KOHA-ACE 帝都聖杯奇譚』から、この作品にはサーヴァントとして岡田以蔵が登場します。様々な作品で剣の達人として描かれているため、剣豪として登場してもおかしくありません。また、二人に関係する土方歳三や坂本龍馬も仲間側などで出てくる可能性がありますね。

続いてセイバーの鈴鹿御前。実装された『Fate/EXTRA CCC』のコラボイベント「深海電脳楽土 SE.RA.PH」は、1.5部の一つとしてカウントされています。新宿編と立て続けに登場したエミヤ[オルタ]という例もあるので、登場もなくはないと思います。

同じ狐耳サーヴァントである玉藻の前。今回のワードの一つ「五芒星」は安倍晴明でよく知られる紋です。玉藻の初出作品である『Fate/EXTRA』では、清明との関係について語られているシーンがあります。加えて玉藻の前は、太陽神の一側面。今回の「見よ、血染めの月が太陽を食い尽くす」という言葉から、もしかしてヒロインポジションになる可能性も……?

太陽でいうとカルナやガウェイン、オジマンディアス、クー・フーリンもいますが、その中であれば、太陽の加護を受ける聖剣・ガラティーンを持つガウェインは可能性ゼロではないかと。ちなみに彼が仕えていたアルトリアの聖剣・エクスカリバーは月の加護を受けています。ということは、血染めの月?騎士王と円卓の騎士の戦いが……?そんな対決も見てみたいですね。

他ではアストルフォの幕間で登場したローラン。『Fate/EXTELLA LINK』でシャルルマーニュの登場が明らかになり、この辺りのサーヴァントも増強されそうな予感です。さらに可能性が高そうなのが天草四郎。これについては次で解説します。

◆新規サーヴァントは一体誰?
新規サーヴァントについては、ネット上でも色々な憶測が飛び交っていますが、いくつか可能性の高そうなものを紹介しようと思います。

まず、タイトルが津本陽作の『柳生十兵衛七番勝負』モチーフとみられるところから、柳生十兵衛の登場が予想されています。さらに1月に開催された武蔵の体験クエストでは素敵なオジサマが登場し、「何が『名前だけ、お飾りの江戸柳生』よ!」と声をかけるシーンが。羽織にも柳生の紋があり、ワードに「剣禅一如」があることからこの人物が柳生宗矩ではないかと言われています。十兵衛、宗矩のどちらか登場する可能性は非常に高そうです。あと、白髪オジサマサーヴァントが新宿、アガルタと立て続けに登場しているのも気になりますね。

そして柳生十兵衛繋がりで山田風太郎作の『魔界転生』関連の人物も登場するのではとも多くの声が上がっています。この作品には武蔵と天草四郎も登場しているため、関連はありそうです。ちなみに天草四郎は『柳生十兵衛七番勝負』にも登場しています。天草は現在『Fate/Apocrypha』で大活躍、ネロ祭での不穏な空気など気になる点も……とはいえ、どんなキャラになっても、サンタで挽回しそうです。

あとは今回の舞台であると思われる下総国。その関連で平将門や滝夜叉姫、近藤勇、佐々木つながりで佐々木累などが挙げられています。ただし、新宿、アガルタはその土地に関連して登場したサーヴァントが登場しなかったため、出る可能性が限りなく低いのではと予想しています。とはいえ、下総国は“剣豪”に合わせての舞台にも見えるので、この予想は覆されるかもしれません。

他には上記でも記載した安部清明の可能性も高そうです。あと個人的に気になっているのが刀工の千子村正。剣豪なら刀が登場すると思われるので、可能性はゼロではないはず。また、「Fate/Grand Order material」ではエミヤの因縁キャラとして記載されています。この欄にはイシュタルも書かれ、その後実装されているので、もしかして……?ちなみに『刀剣乱舞』の千子村正を演じているのは、エミヤ役の諏訪部順一さんです。

たくさん語ってきましたが、とにかく楽しみですね!こうしてリアルタイムで色々なことを考え、わくわくして待てるのはアプリゲームの魅力だと思います。皆さんの予想はいかがでしょうか?実装まで楽しみに待ちましょう!

新宿とアガルタのワードやサーヴァントまとめも載せておきます。ご参考までに!

[過去の1.5部のまとめ]

『悪性隔絶魔境 新宿』
ワード:「墜ちる星」「月下の慟哭」「幻影魔人同盟」「幻霊」「正義の味方(じゃあくなるもの)」「裏切り者(ダブル・クロス)」「人形の女帝」「犯罪紳士」「変化自在の無頼漢」「魔弾」
【新規サーヴァント】
・新宿のアーチャー
・新宿のアサシン
・新宿のアヴェンジャー
・エミヤ[オルタ]
【未実装サーヴァント】
・ファントム(バーサーカー)
【現在実装済みサーヴァント】
・ジャンヌ・ダルク[オルタ]
・アルトリア・ペンドラゴン[オルタ]
・シェイクスピア
・アンデルセン
・シャーロック・ホームズ
・巌窟王

『伝承地底世界 アガルタ』
ワード:「黄金の密林」「女戦士たちの雄叫び」「空想からの征服」「幻想都市」「煌々たる城塞」「地下大空洞」「暴虐と狂乱の英雄」「無空の天」「桃の芳香」「歪みなき願いの歪み」
【新規サーヴァント】
・不夜城のキャスター
・不夜城のアサシン
・エルドラドのバーサーカー
・レジスタンスのライダー
【未実装サーヴァント】
・ダユー(フランシス・ドレイク[オルタ]?)
・メガロス(ヘラクレス)
・フェルグス・マック・ロイ([リリィ]?)
【実装済みサーヴァント】
・アストルフォ
・デオン
・エレナ・ブラヴァツキー