0

世界的な学会で「がん免疫療法」が確実に浸透〜ヨーロッパ臨床腫瘍学会(ESMO2017)

2017年9月25日 17時00分 (2017年10月6日 11時07分 更新)

世界で「がん免疫療法」が確実に浸透(depositphotos.com)

[拡大写真]

 「ヨーロッパ臨床腫瘍学会(ESMO2017)」がスペイン・マドリードで開催され、131カ国からがん治療に関係する臨床家・研究者・企業など2万4000人が集いました。

 今回、前年より13%以上多い3260の演題が投稿され、1736採択されました。さらに発表と同時に、世界の一流誌である『The New England Journal of Medicine 』に4論文、『Annuls of Oncology』に3論文、『Lancet Oncology』に1論文を掲載。

 さすが「米国臨床腫瘍学会(ASCO)」に次ぐ、世界第2位の規模のがん治療に関する学術集会――の印象をあらためて感じました。

がん免疫療法の確実な浸透を実感

 今回まず実感したのが、がん免疫療法の確実な浸透です。筆者も『進行がんは「免疫」で治す 世界が認めた がん治療』(幻冬舎)』を上梓し、免疫本来の力を回復させてがんを治療する「免疫療法」の種類と効果、実績を一般の人にもわかりやすく解説してきました。

 拙書でも触れたとおり、がん免疫療法は、効果が明らかな「免疫チェックポイント阻害薬」(抗 PD-L1 抗体:薬剤名オプジーボ、キイトルーダなど)が登場し、治療方法は飛躍的に進歩しています。

 今までがん免疫療法は、主にステージIVの患者に対する治療法として開発されてきましたが、「ESMO2017」では、その前段階であるステージⅢの患者(非小細胞肺がん)に「抗PD-L1抗体」を用いた治療の優位性が証明された――という発表がありました。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

コメントするニャ!
※絵文字使えないニャ!

注目の商品