0

ほくろ=皮膚がんは意外と少ない~突然できたほくろとメラノーマ(悪性黒色腫)の関係は?

2017年9月26日 08時00分 (2017年10月6日 14時47分 更新)

ほくろがメラノーマになる可能性はかなり低い(depositphotos.com)

[拡大写真]

 ほくろ(母斑)には皮膚がんの1種で非常に悪質はメラノーマ(悪性黒色腫)が発生しやすいと考えている人が多い。

 しかし、過去に発表された38件の観察研究をメタ解析した結果、ほくろから発生したメラノーマの割合は3割ほどで、残る7割は皮膚のほくろがない部位から発生していたことが分かった。この結果は「Journal of the American Academy of Dermatology」8月29日オンライン版に掲載された。

 このメタ解析の結果を報告したのは、Arcispedale Santa Maria Nuova(イタリア)のRiccardo Pampena氏ら。

 38件のコホート研究や症例対照研究に登録されたメラノーマ2万件超のデータを解析した結果、既に存在していたほくろからメラノーマが発生した患者の割合は29.1%で、残る70.9%はほくろのなかった皮膚の部位に新たな病変として発生していたことが分かったという。

 また、ほくろから発生したメラノーマよりも、何もなかった部位から発生したメラノーマの方が悪性度が高い傾向も認められ、発生した部位によってタイプが異なる可能性も示唆されたとしている。

 この結果を踏まえ、Pampena氏は「ほくろがある部位よりも、ない部位の方がメラノーマの発生リスクが高いことを医師や患者は認識しておくべき」と強調。ただし、「皮膚科医は必ず全身を隈なく調べ、非典型的なほくろがないか確認すべき」と付け加えている。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

コメントするニャ!
※絵文字使えないニャ!

注目の商品