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戦後日本で「糖尿病」や「生活習慣病」が増えたのは本当に「食の欧米化」が原因か?

2017年10月6日 08時00分 (2017年10月16日 07時47分 更新)

食の「普通の欧米化」で生活習慣病を減らす(depositphotos.com)

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つまり、戦後から1960年代にかけての日本の食の欧米化は、歓迎すべき変化だったのです。良い欧米化です。

日本で糖尿病が増えたのとほぼ同じ頃から欧米でも糖尿病が増えている

 さて、その一方で、1980年前後から戦前の日本にはあまり見られなかった「肥満」や「生活習慣病」の患者が目立ってきます。この30~40年の「2型糖尿病」患者数の激増は皆さん良くご存知のことでしょう。

 日本糖尿病学会もこれに警鐘を鳴らし、食生活を改善するように言いました。いわく、食の欧米化が日本人の脂質摂取量を増やし、これが血糖値を上げて糖尿病を始めとする生活習慣病の患者を増やしているのだ、と。

 さて、上述のごとく日本人の平均寿命を伸ばした動物性のたんぱく質や脂質の摂取ですが、本当にそれが生活習慣病の患者数を増やした原因なのでしょうか? 食の欧米化で生活習慣病が増えるのなら、欧米では戦前から現代に至るまで生活習慣病の患者数はたいして変わらないはずですよね?

 ところが、欧米でも肥満や生活習慣病の患者数は、日本より少し先行して、1960年後半くらいから増えてきて、1980年ごろからは爆増しているのです。世界平均の4倍の数になっているといわれています。

欧米で糖尿病が増え出したころ、スナック菓子の販売量が激増している

 欧米でその頃、何があったのでしょうか?

 こちらもライフスタイルの変化です。1950~1960年代、日本人がアメリカのホームドラマをテレビで見て憧れたアメリカ人の豊かな暮らし。
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