カントリー牧場が解散へ

2012年2月9日 19時20分
牝馬として64年ぶりに日本ダービーを制したウオッカなど、数々の名馬を送り出したカントリー牧場(北海道ひだか町)が売却され、3月中に解散することが明らかになった。

同牧場は1963年に開場。1968年にはマーチスが皐月賞、タニノハローモアが日本ダービーを制し、1970年にはタニノムーティエが皐月賞とダービーの2冠を達成した。そして、1973年には生産者部門で3位に躍進。その後、低迷期もあったが、02年にタニノギムレットが日本ダービーを制して28年ぶりのGI勝利を挙げると、07年にはそのタニノギムレット産駒であるウオッカが牝馬として64年ぶりに日本ダービーを制した。ウオッカは通算GI7勝を挙げ、08、09年と2年連続で年度代表馬に輝き、10年にはビッグウィークが菊花賞を制して牧場として牡馬クラシック3冠を達成した。

今回牧場を解散する理由について、代表でオーナーブリーダーの谷水雄三氏は「健康上の問題が一番の理由です。ウオッカが引退し、菊花賞を勝ってGI15勝挙げたのを区切りとして撤退することにしました」とコメント。72歳という年齢にも触れ「オーナーブリーダーは10年先を見れる視点が必要ですが、私も家内も少し歳を取りすぎました」と淡々とした表情で語った。

なお、繁殖部門の土地、建物、1歳馬と繁殖牝馬は岡田スタッドに売却、譲渡。育成部門の牧場は千代田牧場に売却、譲渡されるとのこと。馬主としては、明け2歳馬やウオッカとその産駒については引き続き谷水氏が所有する。

【カントリー牧場生産の主な活躍馬】
マーチス(1968年皐月賞など重賞8勝)、タニノハローモア(1968年日本ダービーなど重賞4勝)、タニノムーティエ(1970年皐月賞、日本ダービーなど重賞7勝)、タニノチカラ(1973年天皇賞・秋、1974年有馬記念など重賞6勝)、タニノギムレット(02年日本ダービーなど重賞4勝)、ウオッカ(06年阪神JF、07年日本ダービー、08年安田記念、天皇賞・秋、09年ヴィクトリアマイル、安田記念、ジャパンCなど重賞8勝)、ビッグウィーク(10年菊花賞)

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