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九大、国産RNAウイルスベクターによる遺伝子治療臨床試験成績を公表

2013年2月1日 17時36分 (2013年2月13日 17時18分 更新)
九州大学(九大)は2月1日、国産高性能のRNAウイルスベクター(組換えセンダイウイルスベクター)を用いた臨床研究を実施し、その臨床成績を公表したと発表した。

同研究は、同大大学院医学研究院 臨床医学部門(消火器・総合外科学)の前原喜彦教授、九大病院 血管外科の松本拓也 副科長・助教と同大大学院薬学研究院(革新バイオ医薬創成学)の米滿吉和教授らによって行われたもので、臨床成績の詳細は米国遺伝子細胞治療学会誌「Molecular Therapy」オンライン版に掲載された。

下肢慢性動脈閉塞症は重症化すると、下肢切断に至る、生命予後が悪い動脈硬化を背景とした疾患であり、ライフスタイルの欧米化とともに日本でも罹患者が増加してきている。

もっとも有効は治療法は血行再建術だが、適応できない症例も多く、また治療剤もほとんどないため、人為的に新生血管を形成させる「治療的血管新生療法」の臨床評価が進められてきた。

しかし、現在までに明確な有効性を証明した治療的血管新生療法は報告されていなかった。

研究グループは、これまでの研究から、DVC1-0101は動物を用いた評価系すべてにおいて、既存法と比較して高い治療効果を示すことを明らかにしてきたほか、そのメカニズムとして、FGF-2が内因性血管新生関連遺伝子群を強力に誘導する機能があると同時に、血流還流能が高い機能性血管を効率よく誘導することを明らかにしてきており、それぞれ単独因子による治療より高い治療効果が得られる可能性を示唆していた。

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