「iPad」上陸、電子書籍は文字離れの日本を救うのか

2010年6月7日 11時00分
5月28日、話題の新型携帯端末「iPad」が、日本でも発売された。東京・銀座のアップルストアでは発売当日の午後になっても行列が耐えない人気ぶりを見せつけた。

大きな画面でありながら、重さ680gと、厚めのファッション雑誌ほどの重さしかない「iPad」。

大きい画面でディスプレイが見やすく、画像もきれいに表示され、ソフトウェアキーボードの利用が可能なので、少しでも指が触れると打ち間違いをしてしまう、という注意点はあるものの、文字が打ちやすいという点も魅力だ。また、大きな画面で地図を見ることができる上に、目的地までの道順も表示されるので、ビジネスマンにとっては強い味方になりそうだ。

活用方法として、とあるアパレルショップでは、iPad をコーディネート見本として使用している。画面を、顔・上半身・下半身に分割し、トップスとボトムのコーディネートを、画面を送りながら再現し、試着なしで体験できるというもの。試着せずに気になる洋服のコーディネートを試すことができるので、好評だという。

また、美しい画面表示と動画再生を活用し、ウェディングドレスのプロモーションに活用している企業もある。ウェディングドレスの下見の際に、モデルがドレスを着て動いている動画を見せることで、ドレスの魅力をより分かりやすく伝えている。

医療現場にも活用されている。手術現場にレントゲン写真を iPad で持ち込み、確認しながら医療を行えるというのだ。命を救う医療の世界に、より正確性をもたらすことができたようだ。

このように様々なビジネスシーンでも活用されている iPad だが、その中でも面白いと感じたことがある。スターツ出版株式会社が、雑誌「オズマガジン」のアプリ版をリリースしたことだ。通常の雑誌では、紙なので当然、写真はただの写真でしかない。

しかし、この iPhone・iPad 版では、写真をクリックすると写真が動き出すのだ。つまり、動画として見ることができるので、よりイメージが湧きやすくなる。

例えば、「オズマガジン」の目玉である地域を紹介する特集では、その街の景色の写真を動画にすることにより、読者がよりその場所に行きたくなる。レストラン紹介などにしても、料理写真を見るだけと、誰かが食べているところを見るのとでは食欲の湧き具合も違う。

しかも、PCや携帯電話でホームページの文字を読むのとは違い、iPad では、その薄さや大きさにより、これまでの紙媒体の雑誌と同じような感覚で読むことができる。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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