0

大丈夫? F-35戦闘機、コスト削減で脆弱化

2010年6月20日 09時00分 (2010年6月21日 20時21分 更新)


米軍の戦闘機の90パーセント以上を占めるF-35に、弱点ができてしまったようです。

F-35のメーカー、ロッキード・マーティンは、この戦闘機にかかるコスト上昇を抑えるようプレッシャーをかけられてきました。生産価格が、妥当とされる金額のほぼ倍になっているのです。また、研究開発費も40パーセントも上昇しています。一部のアナリストは、2400台の製造に3880億ドル(約35.5兆円)かかると試算しています。

そこでロッキードは、InsideDefense.comによると、「機体1台あたり11ポンド(約5kg)の軽量化および、140万ドル(約1.3億円)のコスト削減。そのため、エンジンクーラントの停止バルブと油圧ライン、ドライベイの鎮火システム6個の内5個の取り外し」を決めたそうです。

が、こうした対策によって、F-35は対空兵器からの攻撃に対し、従来よりずっとひ弱になってしまいました。ある専門家は言います。「燃料を満載した状態で非常に高い圧力がかかり、非常に高温になったものが、高温の金属片と270VDCの電気部品と近接する場合、防衛手段は、停止バルブとドライベイ(燃料が吹き込む場所)の鎮火システムしかありません。」

国防総省の兵器テスターチーフであるマイケル・ギルモア氏は米国議会に対し「装備を元通りにすべきだ」とする文書を送っています。ギルモア氏によれば、上記の策で削減されたコストと、コスト削減策による弱体化で戦闘機を2台失った場合の損失を比べると、後者の方が大きいそうです。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

コメントするニャ!
※絵文字使えないニャ!

注目の商品