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Einstein@Home にてパルサーが発見される

2010年8月14日 11時22分 (2010年8月19日 09時51分 更新)

LARTH 曰く、

47NEWSの記事によると、Einstein@Home にてパルサーが発見されたとのこと(Einstein@Homeのプレスリリース特集ページ)。論文は、サイエンス(電子版)に掲載された(サイエンス日本語版 今週のハイライト)。

 カリブ海の米自治領プエルトリコにある世界最大のアレシボ電波望遠鏡が観測したデータを、インターネットにつながった約50万台の処理能力で解析。こぎつね座の方向の地球から1万7千光年の位置に、1秒間に約41回転と周期が比較的長く、磁場の小さいパルサーを確認した。

2005-02-19に始まったEinstein@Homeは、LIGOの観測データから重力波を探す、BOINCを利用した分散コンピューティングのプロジェクトであるが、2009年5月より、その計算能力の35%は、PALFA(ALFAによるパルサー探索)に割り振られていた。
なお、このパルサーを見つけたのは、アイオワのThe ColvinsとマインツのPowermandgのコンピュータだったとのこと。

今回発見されたPSR J2007+2722と命名されたパルサーは、 disrupted recycled pulsarと考えられている。エネルギーを失いゆっくり自転している中性子星が連星を形成していた場合、その恒星のガスが降着して自転が加速されてパルサーとなる。これがrecycled pulsarである。このうち、連星を形成していた天体を失ってしまったものがdisrupted recycled pulsarである。PSR J2007+2722は、これまでに見つかったdisrupted recycled pulsarの中で最も速く自転するものである。
しかし、PSR J2007+2722が単に小さな磁場で産まれた若いパルサーである可能性も否定できていない。いずれにせよ、パルサーの進化の理解に大いに役に立つものと考えられている。

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