3月の第一週にも発表されるらしい、という iPad 3 (仮)とはまた別に、アップルがより小さな画面の iPad を開発しているとのうわさを Wall Street Journal が伝えています。アップルと取引がある複数のサプライヤ筋によれば、アップルは8インチ前後の画面を備えたタブレットデバイスの画面設計を示し、供給先の選定を進めているとのこと。
また同じサプライヤ筋の証言では、8インチ iPad (仮) の解像度は現行の iPad 2 と同程度であり、アップルは AUO および LG Display を含むディスプレイメーカーとテスト用パネルの調達に向けて作業中とされています。
さて、iPad が火を点けたコンシューマータブレット分野といえば、「タブレット市場があるのではなくiPad市場があるだけ」といわれる時期もあったものの、最近は iPad を追う各社の Android タブレットも着々と改良をくり返し市場を拡大しつつあるのはご存じのとおり。また Androidタブレットでは、Galaxy Tab で 7インチ / 7.7インチ / 8.9インチ / 10.1 インチと小刻みなラインナップを揃えるサムスンを筆頭に、各社とも7インチ級を投入しています。
一方のアップルといえば、iPod では同時期にshuffle / nano / classic など用途を分けたサイズバリエーションを展開しているのに対して、iPad と iPhone では単一サイズ・単一モデル戦略を採ってきました。7インチ版のうわさは以前からくり返しあったものの、たとえば2010年10月の決算説明で太祖ジョブズが語ったのは:
(iPad 競合タブレットについて問われて) まず、考慮に値する競争相手はごくわずかしかいない。そのすべてが7インチ画面だ。このサイズは優れたタブレットアプリを開発するには不十分。
7インチのタブレットは紙ヤスリも同梱しないと使い物にならない。ユーザーが指を1 / 4 サイズに削って操作できるように。アップルは広範なテストの結果、タブレットの最低サイズは10インチという結論に達した。
タブレットユーザーのポケットにはすでにスマートフォンがあることを考えれば、タブレットの画面サイズで妥協する意味がない。7型タブレットは中途半端。携帯としては大きすぎ、iPadと競争するには小さすぎる。…


