Mozilla は2012年2月22日、Mozilla によるユーザー認証技術である「BrowserID」の名称を「Persona」に改めると公表した。
だが、ちょっと待ってほしい。「Personas」は、Firefox ブラウザに3.6リリースから搭載された機能の名称としてすでに使われているものだ。
Personas は Firefox のウィンドウデザインを変更可能にするもの。数百万ものユーザーに利用されている。Personas という名称は、Mozilla が運営するサイト「GetPersonas」でも使われている。
「Personas」という名称は、Mozilla にとって重要なブランド価値を持つものなのだ。
にもかかわらず、Mozilla はそのブランド価値を窓から放り投げようとしている。Personas を、名無しのプロジェクトとして放置したままで、だ。
Mozilla は2012年2月2日、Personas の新名称を公募していた。だがこれまでのところ、新名称が決定したという発表はない。なのに Mozilla は、BrowserID に Persona という名称を渡してしまったのだ。Personas に新しい名称が与えられる前に!
これに何の意味があるのか、誰か説明してくれないか?
ブランドの観点から見れば、Mozilla は何年もかけて育ててきたブランド価値をゴミ箱に投げ捨ててしまった。だがそれだけではない。今回の名称変更は、利用者に無用な混乱を引き起こす可能性がある。新名称が定着するまで、利用者は Persona という名称を聞いたときに、あの Personas なのか、それともこの Persona なのかをいちいち確認しなければならないのだ。これはひどい(Active X ほどはひどくないかもしれない。だが、やっぱりひどい)。
この名称変更には Mozilla 内部でも強い反対があったようで、例えば Robert Kaiser 氏は「mozilla.marketing」で次のように述べている。
「私が心配しているのは、名称の変更が混乱を引き起こすことだけではない。<<中略>>むしろ、ローカライズ上の問題を心配している。<<中略>>多くの国で、『Persona』のローカライズ問題が発生するだろう。…


