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集団ヒステリーの新たな感染経路となるソーシャルメディア

2013年9月17日 13時15分 (2013年9月20日 06時51分 更新)
あるAnonymous Coward 曰く、

古くには1518年にフランスのストラスブールで発生した「踊りのペスト」(突然多くの人々が踊り出して止まらなくなり、その結果疲労などで死亡した)や1692~1693年にかけて行われた「セイラム魔女裁判」など集団ヒステリーが疑われる現象は幾度となく発生しており、米国ではここ数年その数が増加傾向にあるのが確認されているという。その理由として、ソーシャルメディアが挙げられているようだ(The Atlantic本家/.)。

集団ヒステリーは正式には集団心因性疾患 (MPI:Mass Psychogenic Illness)と呼ばれ、ストレスや苦痛、不安や恐怖などによって発話障害やその他身体症状が引き起こされるものである。子供や女性に起きやすい傾向が あり、視覚や聴覚への刺激を通じて集団に感染していくとのこと。これまではその場を共にするなど地理的に限られた範囲でのみ感染するとされていたが、ソー シャルメディアが感染源になり得ると指摘されている。

その例として挙げられているのが米ニューヨーク州のルロイ高校で起きた集団ヒステリーの事例。十数名の女子高生が言語の障害、痙攣やチック症状などを訴え、最終的に集団ヒステリーが原因と診断されたこの件は、ソーシャルメディアを介して感染者が出たという特筆すべき一件だったとのこと。この鍵では、主にFacebookを通じて情報を得ていただけの同じ街に住む女性の感染が確認されたとのことだ。

600件以上の集団ヒステリーの事例について研究してきた専門家によると、ソーシャルメディアが「耳と目の延長」として集団ヒステリーの感染を広げ、かつ速めるとのこと。ソーシャルメディアを介した集団ヒステリーの感染はもはや避けられるものではなく、一つの学校や工場や地域に留まらない、広範囲に渡る発生は時間の問題であるとのことだ。

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