0

映画はテレビをどうするか。波紋を呼ぶラインナップでカンヌ国際映画祭が開幕

2017年5月19日 22時38分 (2017年5月21日 18時00分 更新)

映画界に大きなうねりが起きている。今年70周年を迎えるカンヌ国際映画祭には、まさしくその潮流を象徴するようなラインナップが並んだ。

カンヌ国際映画祭は名実ともに世界で最も権威ある映画祭である。第二次世界大戦の折に「ムッソリーニ賞」が制定されるなど、ファシスト色を強めたヴェネツィア国際映画祭に対抗し、「映画の自由」を固持するために作られたという開催経緯からも、カンヌは世界中の映画人にとって重要な映画祭だとみなされてきた。また「批評家週間」「映画監督週間」と言った部門を他の映画祭に先んじていち早く取り入れ、世界中の映画を紹介する役割も果たしてきた。映画人にとって、カンヌ国際映画祭への出品はそれだけで最高の名誉であると言っても決して過言ではない。

また、カンヌ国際映画祭ではマーケットも世界最大の規模を誇る。映画祭に見本市が併設されており、108カ国からのべ1万人以上ものマーケターが参加するのだ。「カンヌの作品を大量に買い付け、その年の買い付けはそれで終了」という配給会社も少なからず存在する。そんなカンヌ国際映画祭でどのような作品が上映されるかは、今後の映画界を占う試金石と言えるだろう。

カンヌ国際映画祭は、今年2つのメッセージを発した。


1. 映画の新たな時代に向けて - テレビとの融和


ほとんどの映画祭では「映画とテレビは同じDNAを共有している」というフィロソフィーのもとテレビ番組が上映される。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

コメントするニャ!
※絵文字使えないニャ!

注目の商品