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マラリア対策のために遺伝子改変された蚊の拡散を認めるべきか?

2017年10月5日 16時02分 (2017年10月9日 09時49分 更新)
あるAnonymous Coward曰く、

蚊帳や殺虫剤の普及で抑制されつつはあるものの、マラリアによる死者の数は未だに多い。調査によると2015年のマラリア感染者は約2億1,200万件、死者は42万9,000人だという。問題となっているのはこの病気が薬物に対して耐性を持ちつつあることだ。この疾病と戦うためScience誌に遺伝子改変ツールを使った二つの研究が掲載された。

一つは蚊を遺伝子改変し、蚊の腸に住むマラリア原虫への免疫を促進するというもの。通常の蚊よりフェロモンを強化しているため、遺伝子情報を次の世代に伝えやすくなっているという。ただし、そのほかの動物への意図しない影響起きないか懸念されている。もう一つの研究はバクテリアを遺伝子改変してマラリアと戦うもの。蚊の腸にマラリアを引き起こす寄生生物を殺す物質を分泌させる遺伝子改変を行ったという。特性は子孫世代にも自動的に引き継がれるとしている。問題は研究成果だけでなく、ザンビア政府にこうした方法を承認させる必要があるとしている(NEW HAVEN REGISTERthe New York PostSlashdot)。

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