練習して完ぺきにできるようになったと思ってからも、さらに練習を続けた方がいい理由

2012年2月23日 10時00分

何事も、練習を積み重ねて完ぺきにできるようになったら、そこで練習するのを止めてしまうこと、多いですよね。しかし、コロラド大学ボルダー校の新しい研究によると、テニスでも楽器の演奏でも、何かを習得したと思った後もさらに練習を続けることで、より熟練するということがわかりました。

Photo by Tom Hart.

 

「練習はウソをつかない」という言葉もあるように、練習することで完ぺきな結果が得られることは、誰しも知っています。しかし、一度できるようになると、おそらく別の新しいことをやろうとしてしまうのではないでしょうか。例えば、テニスのバックハンドが苦手で練習していたバックでも、難なく返せるようになると次は別の技術にチャレンジしようとするかもしれません。

研究者のAlaa Ahmed氏は、練習を続けることでより効果的な動きと思考が身につくのではないか? と考えました。そして、その理由は脳にあると言っています。

脳は腕の筋肉をより効率よく動かすために、ほかの筋肉を使ったり腕の筋肉の動きを使わないようにしたりして、微調節している可能性があります。(中略)この研究からわかることは、何事も習得したと思っても、より無駄な労力を使わずに体を動かすよう練習を続けなさいというメッセージなのです。

練習を続けることで得られるものは、目に見えない小さいものかもしれません。昔は難しかったことが完ぺきにできるようになると、それを止めたり手を抜いたりするようになりがちです。しかし、たとえ進歩していないように思えても、体も脳も練習を続けることで動きがより精緻になっていきますから、できるだけ続ける努力をしてみてください。できたと思ってもさらに続けてみると、見たことのない世界が開けるかもしれませんよ。


To Perform With Less Effort, Practice Beyond Perfection | Science Daily

Thorin Klosowski(原文/訳:的野裕子

 

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