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AI時代にこそ「ビジョン」が必要な理由|出井伸之

2017年10月13日 15時00分 (2017年10月15日 11時46分 更新)
人生は岐路の連続。最良の選択でチャンスを呼び込むためには、自身と深く対話し、自分の中にある幸せの価値観を知ることが重要である。この連載は、岐路に立つ人々に出井伸之が送る人生のナビゲーション。アルファベット順にキーワードを掲げ、出井流のHow toを伝授する。

今回は、F=Future(未来)について(以下、出井伸之氏談)。

「空にある月は何故落ちてこないのか」木から落ちるりんごを見てニュートンは考えた。

ここから彼は、地球が物体を引きつけているだけではなく、質量を持つ全ての物体同士がそれぞれ相互に引き合うことで、宇宙全体がバランスを保っていることを発見。これをきっかけに、力学と天文学を一つの体系にまとめあげ、著作「プリンキピア」を公表した。

これは1687年の「ニュートン力学」誕生の瞬間であり、これまで築き上げられた力学、物理学、天文学の世界が全部まとめて変革された、自然科学史の大事件であった。ここが古典物理の出発点となり、産業革命を経て人間社会のシステムが一変した。

このように大変化の出発点となるニュートン的発想が、現代にも求められているように感じる。近い将来、AIが人類の知能を超える優れたレベルに進化し、我々人の能力では制御できなくなる時点「シンギュラリティ」が、人間社会のターニングポイントになるだろう。最近、こういった議論が非常に盛んに行われている。

進化する科学と人がつくる世界

シンギュラリティが起きた後の世界はどうなるのか。
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