恋愛・女性-LAURIER(ローリエ)

土屋アンナも絶賛、海外でも注目を浴び続けるCocco初主演の衝撃作『KOTOKO』

2012年4月13日 11時00分 (2012年4月16日 11時10分 更新)

琴子演じるCoccoは、自分を傷つけることで生への希望を味わいながら、我が子への愛の必死さゆえに精神のバランスが取れなくなる母親を演じています。
(C)2011SHINYATSUKAMOTO/KAIJYUTHEATER

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先週7日(土)に公開され、本作を手がけた塚本晋也監督による舞台あいさつでは毎回熱心なファンが訪れたという映画『KOTOKO』 。本作は、主演にシンガーソングライターであり、画家、エッセイストとしても活躍するアーティストCoccoを迎え、第68回ベネチア映画祭において、日本初のオリゾンティ賞(最高賞)を受賞、20分間のスタンディングオベーションに包まれた話題作。つい先日も、フランス、トゥール モヴァス映画祭にて“観客賞”を受賞したとのニュースが。今回はこのように海外でも注目を浴びている本作をご紹介しましょう。

ストーリー


たったひとりで、生まれたばかりの息子大二郎を育てている琴子は、世界が“ふたつ”に見えてしまう。神経が過敏で現実と幻覚の見分けがつかず、笑顔で寄ってくる他人に対しても、自分を睨みつける悪意を持った同じ顔をしたもう一人が目にうつる。時に錯乱し、結果、琴子は幼児虐待を疑われ大二郎は姉の元で育てられることに。彼女が唯一、世界がひとつでいられるのは歌を歌っているときだった。そんなある日、琴子の歌に惹かれた小説家の田中という男が現れ、彼女を追い続けるが……。

琴子演じるCoccoは、自分を傷つけることで生への希望を味わいながら、我が子への愛の必死さゆえに精神のバランスが取れなくなる母親を演じています。劇中では、Coccoが泣き叫び、自らの腕をカミソリで何度も切って血まみれになるシーンなど、彼女の魂の震えを目の当たりにするような場面が何度も登場、その度に観客は琴子から目が離せなくなっていきます。

その一方で、息子への愛情は満ちあふれ、家族とふれあう時の琴子の様子は、観ている側まで顔が綻んでしまいそうなほど。しかし、その愛情が行き過ぎるがゆえにまたもや恐ろしい幻覚を見てしまい……と、本作では琴子がエキセントリックになり取り乱すシーンが多々あるのですが、3.11以降の日本において放射能の影響など、子ども達を必死で守りたいがゆえに何をどう判断すべきか混乱した母親たちの姿とも重なる部分があり、琴子が見せる愛情と怯え、恐れに共感する女性も多いといいます。

業界からも絶賛の声が続々……


本作は、海外での高評価のみならず、業界内でも絶賛の声が数々と寄せられています。(公式サイトコメント欄より)土屋アンナさんは、「彼女の存在好きです。釘付けになりました」(本文はもっと長いです)とコメントし、他、女優の坂井真紀さん、モデルのKIKIさん、漫画家の山本英夫さん、マツコ・デラックスさんを始め、ミュージシャン、監督ら数えきれないほどの声が並び、コメント欄だけでも読み応えアリです。
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ライター情報

mic(ミック)

ねこ女優・シネマスタイリスト。
OL、おばあちゃん、ドラッグクイーンまで様々な“女”を演じ分ける一人芝居や
心温まるポエトリーリーディング等、独自のパフォーマンスを展開。
一方、主に女性誌での映画コラム執筆、TV・ラジオ等にて旧作~新作シネマをご紹介。                                                                        
公式HP:micオフィシャルサイト
ブログ:Toujours merci&Bonne sante!
ツイッター@micatbroadway

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