ストーリー
主人公は、2009年4月にこの世に誕生した4人の赤ちゃん。アメリカ、サンフランシスコ近郊、オークランドで生まれたハティ。アフリカ・ナミビア北西部に住む少数民族ヒンバ族のポニジャオ。モンゴル生まれのバヤルジャルガル。日本からも、東京生まれのマリ。彼らが生まれ、その後、両親や家族に育てられながら生活する様子を1年間追い続け、それぞれが自分ひとりで立ち上がれる姿までを描く。
あまりの違いにカルチャーショック! な赤ちゃん環境
ここで描かれているのは、同時期に生まれながらも全く違う環境ですくすくと育ってゆく赤ちゃん達。ナミビアでは“オムツ”なしで土の上に座り、隣で座っている犬の耳をひっぱっていたり(ワンちゃんはそ知らぬ顔……笑)、身体に泥を塗るのが風習のヒンバ族のお母さんが、我が子のうぶ毛を剃るもビックリするほど大きなナイフだったり、とにかく日本では考えられないシーンの数々に思わずポカーン(笑)。一方、モンゴルも大自然の中、赤ちゃんはヤギなどの動物たちの真横でハイハイ……、顔を洗われる時は水ではなくて、お母さんのおっぱいから飛び出す母乳だったり(水はとっても貴重なので、あまり使えないようです)、日本に比べて何ともおおらか。一方、アメリカの赤ちゃんはお父さんと一緒にシャワーを浴びたり、公園に遊びに連れ出したりとよくある風景……ですが思わず笑ってしまうシーンが(映画を見てのお楽しみ)。日本では、オフィスで仕事をしているお父さんの横で、CD-Rを投げて遊んでいたりと、共働きの子育て生活を垣間見ることができます。
さいごに
また本作は、ナレーションも字幕もなし。流れるのは、何ともいとおしい赤ちゃん達の笑顔にぴったりな素敵メロディ。一見、退屈なのでは? と思えそうですが、彼らの奇想天外な行動と溢れんばかりのエネルギーに魅了され、笑ったりホロリとさせられたり1時間20分の上映時間はあっという間。とりわけ、今までハイハイしていた4人の赤ちゃん達が自分の力で立ち上がる瞬間は感動もの。
本国アメリカでは、生後半年の赤ちゃんが釘付けになっていたり、80代の中国人のおばあちゃんも熱心に見ていたりと、様々な方が楽しんでいたとか。…


