恋愛・女性-LAURIER(ローリエ)

何でも手に入れたがる女って鬱陶しい!?

2012年4月25日 11時00分 (2012年4月28日 11時05分 更新)

何でも手に入れたがる女の軽さ

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ウインタースポーツでは、ジャンプ競技が圧倒的に好きだ。身ひとつでジャンプ台を滑走し、大空に飛び出すスポーツは、男性にしか出来ない勇壮なスポーツだと思っていた。ある日、女子中学生がジャンプの大会で優勝したというニュースを見て、のけぞった。聞けば、世界で80人ほどの女性ジャンパーがいるそうだ。

サッカー・公式野球・ジャンプ。何でも女子が挑戦できる時代になったものだ。女子だから出来ない、そんな先入観を打ち破って、一流のスポーツ選手になるには、相当の努力があったことと思う。素晴らしい時代だ。

何でもできることと何でも手に入れることの違い


でも「何でも出来る」ことと「何でも手に入れる」ことは違う。私の周りでは「何でも手に入れたがる女」の評判が極めてよくない。一時、元宝塚出身で女優になったKさんが、子どもを生んで家事もして、舞台もこなす自分の生活を雑誌で紹介したり、出版物にまとめたりしていた。

完璧に良い妻、完璧に良い母。それでいて女優。マルチな活躍に憧れて、Kさんの著書を参考にしたママも多かったかもしれない。そんなKさんの生き方を、私の友人たちは「ありえない」と言う。

「女優は、舞台に立つ前に役になりきらなければならないから、主婦している時間なんかないでしょう」
「お弁当は作っているかもしれないけれど、別の部分は絶対お手伝いさんやとっているはずだ」

ときどき、疑惑の目でみている。確かに、そんなに色々できることが、果たして「女優」としての魅力につながっているのだろうか。

何でも手に入れたがる女の軽さ


今日の女子サッカー界の隆盛をもたらした澤穂希選手が、なぜこれほどまでに女性の心をとらえたか。

まだ女子サッカーがメジャーでない時代から、サッカーひと筋に人生をかけて取り組んできた。海外の厳しい環境の中にあえて身を置いて、自分を鍛えてきた。そしてなによりも、最愛の恋人と別れてまでサッカーを取ったという彼女の生き方が、女性の胸を打ったのだ。

誰もなしとげたことのない、最高の栄誉を手にするには、失うものもある。彼女がサッカーと恋人の両方を追い求めていたら、ワールドカップ優勝はなかったかもしれない。そのいきさつを知って、わたしたちも、澤選手の手にした栄光に賞賛を惜しまないのだ。

何でも手にいれようとする女の業績は、私たちの心を動かさない。むしろ、自分の業績をひけらかしているようで鬱陶しい。

「私は、これも、あれも出来るのよ」「子どもも生んだし、女優もこなしているのよ」

それは立派だが、メディアで語り、本にまとめて世に広めるようなものでもないだろう。
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ライター情報

初音と綾乃

それぞれ高校で教鞭を執る傍ら、恋愛相談や人生相談に携わる。互いの恋愛経験や実際に相談を受けた実例を交えながら執筆中。

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