彼氏とセックスレスに陥りがちな女子の行動3つ

「そういえば最近、彼としてないな……」
彼氏と会ってはいるけれど、忙しさやめんどくささにかまけて、そのまま何もせずバイバイ……いわゆる“セックスレス”状態に陥っているカップルも多いだろう。

日本性科学会が定めた定義によると、セックスレスとは「特別な事情があるわけでもないのに、性交またはセクシュアル・コンタクトが一カ月以上ないこと」を指すのだそうだ。「え~~~~っっっ! 一カ月って……意外と早くない?」と思った女性もかなりいるハズ!
女性特有の体調不良や仕事でのすれ違いなどが重なれば、彼と「しないまま一月くらい」はあっとゆうまに過ぎるだろう。

ただでさえ性に関することは言い出しにくいもの。「まあ、別にいっか~」とのんきに構えているうちに「しないこと」のほうが当たり前になり、気付いた時には「どう再開してよいかわからなくなる」のが長いことご無沙汰カップルの悩みではないだろうか。

今回は「セックスレス状態に陥った時、男女はどんな行動を取るか」についてリサーチしてみた。今回は女性編である。レスなあなたもそうでないあなたも何かの参考にして欲しい。

目次

何もしないのがラク

 
・「部署が変わり私の仕事が忙しくなったのを機に、彼とレス状態に……。『何か対策は?』と聞かれても……特になにも取っていない(笑)。仕事でエネルギー使い果たして疲れきっててあまりしたくないし、いま求められてもサービスとかできなくてお互いしらけちゃいそう。正直、『彼が触れて来ないのはラッキー!』とさえ思ってる(笑)」(20代・金融)

・「学生時代からの付き合いの彼氏とは『結婚するならお互いとだよね』って思ってはいるけど、ここ1、2年セックスはしてないんじゃないかな? 二人ともマメじゃないから浮気するような性格じゃないし、何より付き合いが長過ぎてマンネリ……。もうそういうムードになんてなれない。でも、別に彼のことはキライじゃないし、一緒にいると安心感があって満たされる。それで特に不満はないから現状維持」(30代・デザイン関連)

――「セックスレス状態」に陥った女性たちが最も取りがちな行動が、この「ノーリアクション」である。「特にしたくないから問題ない」「ラクでいい!」とレス状態をむしろ歓迎する意見が目立った。欲望を定期的に排出したがる男性とは異なり、女性側は「子供を作る」だとかの明確な目的がない限り、「別にしなくてもいいし~」という気分にもなりがち。それだけ「彼氏とのセックスがとりたてて良くない」と感じている女性がたくさん存在するということ?……になるのかもしれない。

“近ごろしてないね”と話題に出してみる

 
・「多忙な彼氏とレス期間が半年目に達し、『あ、このままだとこの先ずっとないかも……』『やっぱちょっと女として寂しい……』とさすがに危機感を覚えた。ふたりでDVDを見てるときに、ラブシーンが出現したのでさりげなさを装って『あ、そういえば最近してないね~(笑)』って切り出してみた。そうしたら『あ、気にはなってたんだけど……ゴメン』と謝られた! 彼は別にしたくなかったワケじゃなくて、仕事で神経すり減らして余力がなかっただけみたい。その夜は久々に求め合いました(笑)。ちゃんと話してよかった~」(30代・保険会社)

・「“セックスレスはよくない”“女は彼に抱かれることでキレイになる”みたいな女性雑誌の記事を読み、深く納得した私。早速彼にその話をしたら……『なんなんだよ、俺にプレッシャー掛けんなよ!』ってキレられてしまった。冗談めかして言ったつもりなんだけど、彼のプライドを傷つけちゃったみたい……。話の持って行き方が悪かったのかといますごーく落ち込んでる」(20代・化粧品販売)

――危機感を感じると、女はとりあえず「最近ご無沙汰である」ことを男性に知らせる道を選ぶようだ。告げた結果は、この例のように「ハッピーエンド」か「奈落の底へ真っ逆さま」の真っ二つに分かれるケースがほとんど。「デリケートでめんどくさい問題だからこそ、いっそなにも言わないほうがマシ……」と、口を閉ざしてしまう女性がいるのも頷ける話だろう。

ちょっと恥じらいをみせてみる

 
・「彼に最近しようとしない原因を思いきって聞いてみたら、『だってオマエ女に見えないし~(笑)』と返されショックを受けた。……でも冷静になって振り返れば、彼の前で平気で着替えたり、お風呂上がりは裸でいたり、『今日生理だからできるはずないじゃん』と可愛くない断り方をしてたり……。それを反省して、彼の前ではむやみに裸を見せない(笑)とか、羞恥心を取り戻そうと、ちょっとは女らしく見えるよう気を配ってみた。そうしたら数週間後、『なんかオマエ、最近キレイにならねえ?』って! 彼とのセックスまでの道のり……この調子で頑張ります(笑)」(20代・販売)

……「私もやっちゃってるかも」と女性たちが苦笑いしそうな答えがこちら。特に付き合いが長くなるほど、“ラクな状態”になだれ込みがちなのは男性も女性も同じ。ゆるゆるなファッション、下着姿でウロウロ、裸を見られたって平気……。男性は「女として見れない女」「恥じらいを持たない女」に対して欲望を決して抱かないもの。「性差を意識させる」「身なりや露出の仕方に気を遣う」というのはレス解消の糸口として有効な方法だろう。

不満がないのならば、特に対策は取らなくても良い?

 
あなたと彼がずっと性行為をしていなくて、その状態に不満があるのならば、取るべき方法はいくらでもある。
パートナーにさりげなく切り出して話し合うもいいし、付き合いだした頃の思い出の場所に誘ってみたり、ムードのあるところへデートに繰り出すのもいいだろう。自分たちふたりだけの手に負えなければ、カウンセリングなど専門家の手を借りるのも可能だ。
「このままじゃマズイ」「どうにかしたい……!」と不安を感じていれさえすれば、“レス状態”から抜け出す道は、きっと見付けられるハズ。

問題は最も回答の多かった「特に不満はない」「今のままのほうがラク!」「かえって求められなくてホッとしてる」……という状態ではないだろうか。彼との関係を壊す危険さえはらむ“セックスレス問題”。「別にそのままでいい」ならば受け流すべき事象なのだろうか?
次回の“男性編”からその答えを探って見たいと思う。
(神崎桃子)

この記事を書いたライター

神崎桃子
体験型恋愛コラムニストとして活動し、ヒット記事の数々生み出す。大手ポータルサイトにてコラムを連載中。男女のズレや生態、恋愛市場の時事問題を得意とし、文章セミナー、婚活セミナー講師も手がける。

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