最近すごい売れ行きの本がある。それも“絵本”である。タイトルは「地獄」……。白仁成昭 (著) 宮次男 (著)。 うなぎのぼりの売れ行きに出版社も驚いているそう。書店も売り切れ続出……入荷待ち状態だったり、アマゾンでも中古で倍値近くで売られていたりする。
何故にその「地獄」が売れてるのか?
それは子供のしつけや教育に一役買っているからなのだ。その絵本を見せ読み聞かせると、暴れていた男の子も、やんちゃないたずらっこも、み~んな大人しくなる。
子供を黙らす、効果てきめんなこの絵本はメディアでも度々取り上げられている。幼稚園で紙芝居として聞かせる様子をTV番組で放送していたが、先生がこの地獄を読み進めるにつれて騒いでた子も乱暴に手足を放り投げていた子もお行儀良くなり、またある子は体育座りから正座になり、姿勢を正す。
怖さのあまり目をウルウルさせて皆静まり返る。園児達は泣きそうになりながらも目を離さず食い入る様に先生の話に耳を傾ける。
「地獄なんてねぇよ~」
「……んなもん作り話だよ」
なんて最初は元気よくイキがってた子でさえビビるのだ。
この絵本はビジュアル的にもなんとも恐ろしい地獄絵もしかり、読み進めるにあたり“閻魔大王(閻魔大王は地獄の責任者である)の裁き”を受けそれぞれの犯した罪により罰を受け苦しむ人間の様子がリアルに描かれており子供たちはショックを受ける。
例えばこんな感じである。
「お前は動物をいじめた!動物に餌をやらなかったり動物を可愛がらないモノは斬り刻まれるがよい!」と切り刻みの刑に処される……とか。
「お前は嘘をついて人を騙した! 針地獄の刑だ! 永遠に針に突き刺されるがよい!」とか。
人をおとしめたり、告げ口したり、悪口をいったり……などなど、様々な罪により恐ろしい刑が言い渡される。
絵本を読み聞かせられた園児たちは最後に「嘘はいけない」「嘘はつかない」「悪いことなんかしないもん」「もうお友達にいじわるしないよ」などと鼻をひくひくさせたり、先生に抱きついたりする。
また、番組の中で、一般家庭においてもその絵本の読み聞かせが行われ(※男三兄弟の大暴れのお宅)最初は子供たち全員とも「こわくね~よ」「そんなもの全然平気平気!」などと頼もしくも強がったりしていたのだが…
…最後には一同シーン。
さらにすごいことに翌日からそのやんちゃ坊主のお兄ちゃんが今までほったらかしにしていた亀の餌やりや世話をはじめたのだ。…


