どうしたらいい? 交際開始直後に“やっぱり好きじゃないかも”と気付いた場合

長い片想い期間を経てやっと告白のタイミングをつかみ、そしてめでたく交際スタート! 幸せの絶頂期へ突入かと思いきや……いざお付き合いしてみると「あれっ、もしかして違うかも」と感じるケースもあるでしょう。
さて、どうしたものでしょうか。

目次

意外と多い!? 好きがまさかの“勘違い”だったケース


まず大事なのは、「あれっ、もしかして違うかも」という自分自身の感情を否定しないこと。そりゃ確かに、これまでそれなりの期間をかけてきた恋心が、まさかの「勘違い」だったなんて拍子抜けするのは当然です。でもね、これって恋愛以外のシーンでは、けっこうな頻度で起きうる現象かと。
たとえば、いつか訪れたいと思っていた憧れの旅行先。毎月のお給料からコツコツと旅費を貯め、有給休暇を利用してついにその土地へ! ところが実際に訪れてみると、「思い描いていたイメージと違う」ってこと、誰にだってあるはずです。

相手を否定しちゃダメ!


次に大事なのは、相手を否定しないこと。「○○君は、こういう人だと思っていたのに、実は違ったのね……!」という箇所もあるでしょうけど、これまたよくある話です。
たとえば転職活動。「アットホームな社風であろう!」というイメージで入社した会社が、実は個人主義のドライな会社だったりするものです。だからと言って人事部に駆け込み、「ちっともアットホームじゃない!」とクレームをつける人はいないですよね。「まぁ、こんなもんだろう」と、乗り掛かった舟ニュアンスで、とりあえず働き続けるでしょう。

乗り掛かった舟は、いつでも下船可能


「乗り掛かった舟ニュアンス」で、とりあえずお付き合いを続けてみては如何でしょうか? 先に挙げた、「アットホームな社風だと思っていた会社」と同じですよ。とりあえず働き続けることで、個人主義のドライな社風が心地良くなってきたりする可能性もあるでしょう。むろん、働き続けたところで、やはり自分には合わないという結論に至るケースも想定されます。その場合は、そのとき辞めればよいのであって、結論を急ぐ必要はないかと。「乗り掛かった舟」は、本物の舟と違って、いつでも下船できます。「乗り掛かった舟」は、お試し期間と捉えましょう。

「好きな人と恋人関係になること」をゴール設定にすると、その目標に到達できた時点で満足してしまい、相手への情熱が冷めるケースは少なからず存在するようです。人間の感情なのだから仕方のないこととはいえ、せっかく大好きだった男性なのに残念なことですよね。そうならないよう、片想い期間から「恋人関係になった先の目標」も、考えておきましょう。
(菊池美佳子)

この記事を書いたライター

菊池美佳子
コラムニスト。1977年3月17日生まれ。岩手県盛岡市出身。21歳~29歳まで、舞台女優のかたわら、様々なナイトワークを体験。29歳で引退後、コラムニストとして活躍中。

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