2009年10月20日
伊勢物語は、“恋の百貨店”のような素敵な物語たち。その数125!
最近、「女性向けセミナー」という言葉をよく聞く。その内容には、よく「恋愛」のジャンルも取り上げられていて、非常に興味深い。早速、エキニュー恋愛総研でも潜入してきた。
今回、受講させていただいたのは、まえのめり株式会社という「想いを絵にして『絆』を作ります」という素敵な理念の会社が主催となって行われたセミナーだ。年齢層も幅広く、好評なこの女性限定セミナーは、今後も定期的な開催が決定している。
その中でとても興味深かったのは、東海大学名誉教授・四竈(しかま)先生のお話。
四竈先生は、フリーの哲学者として各種勉強会、セミナーなどの講演活動に従事しており、とても権威のあるお方だ。正直、話を聞けるありがたみを感じたほどだ。
セミナーのメインタイトルは「伊勢物語を読みましょう」。この日本最古の歌物語を読んで、かつての日本人のおおらかで素直な心を取り戻そうというのだ。そして、内容はまさに恋の百貨店。125もの様々な恋のパターン!楽しくないはずが無い。
四竈先生は、この「伊勢物語」の初段を解説し終わって、一休みしたあと、「男女は対等ではない。女は男より強い」と力強くおっしゃった。
これはどういうことなのか。
先生は、「伊勢物語」と合わせて、次回から詳しく話を進めていく「進化生物学」について、その概略を語った。『浮気人類進化論』などで有名な竹内久美子さんを筆頭に、今話題でもある「進化生物学」。恋愛・結婚について考えるとき、これほどベーシックに役立つ学問はないという。
例えば、クジャク。オスは大きく鮮やかな飾り羽を持つ。
例えば、ライオン。オスは立派な長いタテガミを持つ。
しかし最初からそうだったのではない。最初はみすぼらしかった。では、なぜ現在、雄たちは美しく立派なのか。
その理由にハッとさせられる。「メスが何百万年にもわたって『いいオス』を選び続けてきたからだ」というのだ。すなわち、進化の原動力は、「オスではなく、メスにある」というのだ。言い換えれば、「男女は対等ではない。女は男より強い」ということだ。
ここでの“いい”オスの定義というのは、例えば「健康」を指す。健康でなければ、クジャクの羽はくすんでしまう。あんなに鮮やかな色にはならない。また、ライオンのタテガミは見る影もなくなってしまう。
先生は、「進化生物学」の概略を話す前に、その導入として、中国の歴史書である『後漢書』に残されているある話を語った。
それは、誰がみてもダメな夫を「手塩にかけて育てる」烈女の話。
妻は、夫が悪いことをするたびに、涙を流して夫をいさめ、学問をするよう勧める。でも、夫の素行は直らない。彼女の父親はそのダメ夫に激怒し、娘に離婚をすすめる。しかし、彼女は、「夫とは、天命により結ばれたのだから、別れることは出来ません」とキッパリ言う。その言葉に感銘を受け、夫は学問に精進し、遂に名を成すまでに至る。まさに、妻が「手塩にかけて」夫を育てるのだ。
そして夫は、立派に官僚として地位を得て任地に赴くのだが、その途上、なんと!盗賊に襲われ殺されてしまう。妻の悲しみ悔しさはどれほどだっただろう。「手塩にかけて」育てた夫が、学問で名を成し、出世し、いよいよこれから社会のお役に立つという矢先のことだったのだ。
妻は、どうしても夫の仇を討ちたかった。そんな彼女の熱意に動かされて役所は、とうとう法外の措置として犯人を渡す。妻はその男を切り、その首を夫の墓に供えて、夫の霊を慰めた。
この話は、事実だというから興味深い。
その話と合わせて、先生は、女性に向けて、「可能性のありそうな男を見つけて、手塩にかけて育て、手の上で転がせ」と語られた。
史実に基づいて語られる恋愛話にはとても説得力がある。どんな恋愛相談をするよりもいいのかもしれないと感じた。
このようなセミナーで、日常を生き生きとさせてみてはいかがだろうか?
◆Information
このセミナーは、参加費2000円で女性限定で、毎月開催され、次回は11月16日(月)19時から六本木ヒルズ森タワー40階のキャラントC4会場。12月からは、丸の内にて毎月第2水曜日に定期的に開催。参加者用のコミュニティサイトが近々アップ予定。
お申し込みはこちらのメールへ
まえのめり(株) info@maenomeri.net
(『エキニュー恋愛総研』編集部 ナオ)
今回、受講させていただいたのは、まえのめり株式会社という「想いを絵にして『絆』を作ります」という素敵な理念の会社が主催となって行われたセミナーだ。年齢層も幅広く、好評なこの女性限定セミナーは、今後も定期的な開催が決定している。
その中でとても興味深かったのは、東海大学名誉教授・四竈(しかま)先生のお話。
四竈先生は、フリーの哲学者として各種勉強会、セミナーなどの講演活動に従事しており、とても権威のあるお方だ。正直、話を聞けるありがたみを感じたほどだ。
セミナーのメインタイトルは「伊勢物語を読みましょう」。この日本最古の歌物語を読んで、かつての日本人のおおらかで素直な心を取り戻そうというのだ。そして、内容はまさに恋の百貨店。125もの様々な恋のパターン!楽しくないはずが無い。
四竈先生は、この「伊勢物語」の初段を解説し終わって、一休みしたあと、「男女は対等ではない。女は男より強い」と力強くおっしゃった。
これはどういうことなのか。
先生は、「伊勢物語」と合わせて、次回から詳しく話を進めていく「進化生物学」について、その概略を語った。『浮気人類進化論』などで有名な竹内久美子さんを筆頭に、今話題でもある「進化生物学」。恋愛・結婚について考えるとき、これほどベーシックに役立つ学問はないという。
例えば、クジャク。オスは大きく鮮やかな飾り羽を持つ。
例えば、ライオン。オスは立派な長いタテガミを持つ。
しかし最初からそうだったのではない。最初はみすぼらしかった。では、なぜ現在、雄たちは美しく立派なのか。
その理由にハッとさせられる。「メスが何百万年にもわたって『いいオス』を選び続けてきたからだ」というのだ。すなわち、進化の原動力は、「オスではなく、メスにある」というのだ。言い換えれば、「男女は対等ではない。女は男より強い」ということだ。
ここでの“いい”オスの定義というのは、例えば「健康」を指す。健康でなければ、クジャクの羽はくすんでしまう。あんなに鮮やかな色にはならない。また、ライオンのタテガミは見る影もなくなってしまう。
先生は、「進化生物学」の概略を話す前に、その導入として、中国の歴史書である『後漢書』に残されているある話を語った。
それは、誰がみてもダメな夫を「手塩にかけて育てる」烈女の話。
妻は、夫が悪いことをするたびに、涙を流して夫をいさめ、学問をするよう勧める。でも、夫の素行は直らない。彼女の父親はそのダメ夫に激怒し、娘に離婚をすすめる。しかし、彼女は、「夫とは、天命により結ばれたのだから、別れることは出来ません」とキッパリ言う。その言葉に感銘を受け、夫は学問に精進し、遂に名を成すまでに至る。まさに、妻が「手塩にかけて」夫を育てるのだ。
そして夫は、立派に官僚として地位を得て任地に赴くのだが、その途上、なんと!盗賊に襲われ殺されてしまう。妻の悲しみ悔しさはどれほどだっただろう。「手塩にかけて」育てた夫が、学問で名を成し、出世し、いよいよこれから社会のお役に立つという矢先のことだったのだ。
妻は、どうしても夫の仇を討ちたかった。そんな彼女の熱意に動かされて役所は、とうとう法外の措置として犯人を渡す。妻はその男を切り、その首を夫の墓に供えて、夫の霊を慰めた。
この話は、事実だというから興味深い。
その話と合わせて、先生は、女性に向けて、「可能性のありそうな男を見つけて、手塩にかけて育て、手の上で転がせ」と語られた。
史実に基づいて語られる恋愛話にはとても説得力がある。どんな恋愛相談をするよりもいいのかもしれないと感じた。
このようなセミナーで、日常を生き生きとさせてみてはいかがだろうか?
◆Information
このセミナーは、参加費2000円で女性限定で、毎月開催され、次回は11月16日(月)19時から六本木ヒルズ森タワー40階のキャラントC4会場。12月からは、丸の内にて毎月第2水曜日に定期的に開催。参加者用のコミュニティサイトが近々アップ予定。
お申し込みはこちらのメールへ
まえのめり(株) info@maenomeri.net
(『エキニュー恋愛総研』編集部 ナオ)
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