マスクを裏返しにつけると、ウイルスを寄せ付けて風邪をひきやすくなる?

インフルエンザ対策、ちゃんと出来てる? 今から出来る対策法まとめ

インフルエンザが猛威をふるう季節が到来! 町中でもインフルエンザ対策にマスクをつけている人を見ることが多くなったが、万全な対策できてますか? 空気もカラカラに乾燥していて、ウイルスに感染しやすいこの時期、今年こそはインフルエンザにかからないためにもおさえておきたいインフルエンザ対策法をまとめてみた。

インフルエンザってそもそも何?

発症すると、高熱や吐き気、関節痛に悩まされるインフルエンザ。そもそもインフルエンザってどういう病気なのかというと……?

そもそもインフルエンザは急性の呼吸器感染症。喉から侵入したウイルスが、気道で「細胞への感染」と「自身の増殖」を急激に繰り返すわけだ。通常の風邪と違って、症状が全身に強く現れ、高齢者や子供や持病のある人は特に重症化する、厄介な感染症。

この病を治すには、ウイルスの感染と増殖を食い止め、人間の免疫によって倒すことが必要。だから、感染・増殖を食い止める「治療薬」と、戦い倒すための「十分な休養」が大切だし、治療薬は可能な限り速やかな投与が求められる。
ウイルスは人間の細胞に侵入(感染)し、そこで増殖する。増殖したら感染細胞から出て、さらに他の細胞に感染、増殖を繰り返す。ウイルスは表面に、細胞に入るのを助ける物質(ヘマグルチニン)を持つが、それは逆に細胞から出て離れるときには邪魔になる。ウイルスはさらに、この邪魔を排除する別の物質(ノイラミニダーゼ)も持っており、これを使って感染細胞から遊離してゆくのだ。

インフルエンザ治療薬として処方される「タミフル」や「リレンザ」は、このウイルスの遊離を助ける酵素「ノイラミニダーゼ」の働きを阻害し、ウイルスの感染拡大を阻止してくれる役割を果たすため、それらを服用すれば比較的すぐに快復するらしい。

タミフルといえば異常行動を起こす薬、というイメージがあるが実際は因果関係があると結論付けるのは困難とのこと。
・タミフルと異常な行動の因果関係について、疫学調査の解析結果のみから明確な結論を出すことは困難であると判断された。
・タミフル服用の有無にかかわらず、異常行動はインフルエンザ自体に伴って発現する場合があることが明確となった。
インフルエンザQ&A - 厚生労働省

とはいえインフルエンザにかかりたくない! 予防の基本は手洗い・うがい!

インフルエンザ対策の基本はやっぱり「手洗い・うがい」。お馴染みのうがい薬といえば「イソジン」だが、用法を間違えると効果が得られないことがあるという。正しい用法を担当者に聞いてみた!

「イソジンは医薬品ですので、薬事法に定められた用法・用量を守って下さい。薄いと効果が得られないことがありますし、濃いと刺激が強すぎます。15倍から30倍に薄めて下さい」
「3回に分けてうがいをして下さい。1回目は口の中の食べカスや有機物を取るために“クチュクチュうがい”をします。2回目と3回目は、のどの奥までイソジンが届くように、上を向いて“のどのうがい”を15秒ずつします」
「イソジンの有効成分は『ポビドンヨード』ですが、殺菌・殺ウイルス効果を得るためには、十分な時間が必要なのです。すぐに出してしまうと効果が弱まってしまいます。息が続かない方は、途中で息つぎしてもいいです」

マスクの着用方法にも要注意! 裏表を間違えると細菌を寄せ付けてしまうらしい!?

インフルエンザの感染を防止するためにマスクは欠かせないアイテム! だが、マスクの表裏を間違えると、細菌を寄せ付けてしまう恐れが。

プリーツタイプのマスクの表裏をよく見ると、プリーツには上向き・下向きの違いがあるのがわかる。これが下向きの面が“表面”となる。裏返しに着けると、プリーツが上向きの状態になる。すると、上向きになったプリーツの中にウイルスや花粉、ゴミなどがどんどん溜まっていってしまう。それをそのまま使い続けると、ウイルスの繁殖を促進する可能性もあるのだ。

インフルエンザにかかったかも……と思った時は

インフルエンザが疑わしい場合は病院へ。病院へ行く際は公共機関ではなく自家用車を利用するのがおすすめ。

じゃあ、自家用車を用意出来ない場合にはどうしたらいいのか? 厚生労働省の新型インフルエンザ相談窓口に聞いてみたら下記の返答が。

「現在新型インフルエンザは弱毒性ですので、車などをご用意できない場合は、タクシーを含めた公共の交通機関でも問題はございません。もちろん極力避けていただきたいですが、みなさんご事情があるかと思いますので。ただしマスクなどで、周りの方へ病気をうつさないようにしていただくことが必須です」
「今後、強毒性のインフルエンザが疑わしい場合、自家用車や救急車で医療機関へ受診していただくことになるかと思います。ただパンデミック時などでは、逆にタクシー会社さんに、患者さんの搬送を協力していただく可能性もあります。どう対応するかは状況に応じて決めますので、とりあえず現在は“マスクをして病院へ行く”ことを考えていただければと思います。」

病院についたら、インフルエンザの検査を。 鼻に長い棒を突っ込まれるようだ……

今は鼻の中に長い綿棒を入れ、粘液をとるインフルエンザの簡易検査が主流になっているが、この方法って案外、「痛い」「辛い」「気持ちが悪い」という声が多いもの。

「鼻に綿棒を入れる検査が辛いとか痛いという声は確かによく聞きます。これは鼻だけでなく、のどからとることもできるんですが、鼻に比べて“感度”がどうしても低くなるんですよ」
「鼻水で検査することもできますが、やはり感度は低くなります」
検査は簡易検査であり、「結果をすぐに見せる」ことが目的。陽性となった場合には、感染しているが、陰性だった場合でも、「絶対に感染していない」とは言い切れないため、できるだけ感度の高い方法、つまり鼻の粘液を綿棒でとるという方法が、一般的なのだそうだ。