バカリズム、脚本家としても才能開花!シュールなお笑いセンスと闇深い性格を執筆に生かす

バカリズム、脚本家としても才能開花!シュールなお笑いセンスと闇深い性格を執筆に生かす

お笑いタレントとして活躍するバカリズムだが、最近では脚本家としての才能を如何なく発揮している。「素敵な選TAXI」、「黒い十人の女」、「住住」と次々に連続ドラマを手掛け、その評判は上々だ。お笑い芸人の域を超えた才能の源流は、どこから湧いているのだろうか。

新ドラマ『住住』が大好評! 脚本家としての才能を発揮する芸人・バカリズム

ピン芸人として活躍しているバカリズム。そんな彼が原案・脚本を手掛けるドラマ『住住』(日本テレビ系)が1月24日からスタート。既に2話まで放送されているのだが、このドラマが話題になっている。

同ドラマは、バカリズムこと升野英知(本名)と、オードリーの若林正恭、女優の二階堂ふみが、都内のとあるマンションの同じ階に住んでいるという設定のもと、マンションでの仲良しライフを送るというストーリー。

住住観てね。 #住住

バカリズムさん(@bakarhythm)が投稿した写真 -


芸名や職業などは現実のままに、プライベートを楽しんでいるような3人。演技なのか、素なのか分からないところがこれまでのドラマと大きく違うところ。この一風変わった内容に惹かれる視聴者が多いようで、早くも大きな注目を集めている。






実はバカリズムはこれまでにも、過去に戻ることができる不思議なタクシーの物語を描いた『素敵な選TAXI』(フジテレビ系)や、個性的な10人の女性が1人の男性をかけてマジゲンカを繰り広げる『黒い十人の女』(読売テレビ、日本テレビ系)など、ドラマの脚本経験が豊富。

『素敵な選TAXI』は、連続ドラマの他にスペシャルドラマも制作されるほどの人気で、一方『黒い十人の女』は深夜枠ながら平均視聴率3.5%と大成功。お笑いの方に負けず劣らず、脚本家としての才能も抜群のようだ。

バカリズム&オードリー若林&二階堂ふみ、『住住』3ショット披露

芸人としてのバカリズムが育てた卓越した脚本センス

バカリズムと言えば、イラストを使ったネタ「トツギーノ」や、シュールなコント、大喜利などが人気だが、中でも有名なのが、女性のあるあるをネタにしたコント「女子と女子」。

カフェで女子トークを繰り広げる女性たちをモチーフに、

「女子力高くなりた~い」
「うわぁぁぁぁ、美味しそうなパンケーキーー!」
という発言を立て続けにしたり、必死なまでに自撮りをしようとする姿をたっぷりの皮肉を込めて演じている。

一部の女子からは大きな批判があったコントだが、女子の生態を巧みにつかんだネタは「バカリズムの観察眼がハンパなくて笑える」と話題に。

バカリズムライブ なにかとなにか DVD編集チェック

バカリズムさん(@bakarhythm)が投稿した写真 -


一方で、女性の胸を触りたいがために、ひたすらに相手を論破しようとするコントも。女性が胸を触らせない理由を次々とつぶす様は圧巻。

どんなにしょうもないことでもネタにしているようだが、このコント作りの才能が脚本作りにも活きているようす。1月30日に公開されたORICON NEWSのインタビューでは、お笑いのネタと脚本を書く時の違いについて、

「基本は変わらないです。ネタを作るときは日常の何気ないシーンをどれだけ誇張するかってところがベースになるけど、脚本の場合はそれをドラマ用に書き換えるぐらい。根っこの部分はコントを書くのと同じです」

とコメント。ドラマ『住住』に関しては、ほぼコント感覚で書いており、その中からお笑いのネタになるような部分をあえて削っていくという形で書き上げているようだ。『黒い十人の女』では、原作である同名映画のリメイクという難しい立場であったが、笑わせたいという思いで脚本を書いたとのこと。不倫というドロドロのテーマを扱っているにも関わらず、随所で思わず笑ってしまう人が多かったのは、バカリズムのコント感覚が影響しているのかも。

また、日本映画学校出身のバカリズムは、2012年には『バカリズム THE MOVIE』で監督デビュー。さらに升野英知の名義で短編小説『来世不動産』を手掛けるなど、マルチな才能を発揮している。





バカリズム、『素敵な選TAXI』で市川森一脚本賞<奨励賞>受賞

卑屈だけど女好き!? 闇深い素顔が人気脚本の秘訣に?

コントでも脚本でも、女性をネタにすることがよくあるバカリズム。胸を触らせてもらうための理由をひたすらに話し続けるコントからも分かるように、実は女の子大好き芸人。

ドラマ『素敵な選TAXI』の脚本依頼があった際には、

「芸人が連続ドラマの脚本を担当するということは初なので、すごい多才感が出て、女性タレントからちやほやされると思った」

という理由からオファーを受けたとのこと。

そもそも、バカリズムはモテたくて芸能界入りを決めたようで、1月30日のORICON NEWSのインタビューでは、

「『(芸人なのに)脚本も書いてんの?』って、これまたチヤホヤされるっていう、そのスタンスがちょうどいいんですよねぇ」

とコメントするなど、とにかくモテたくて仕方がないよう。

しかし、いざ付き合うとなると話は別のようで、『ボクらの時代』(フジテレビ系)に出演した際には、好きな女性のタイプとして、「自分(俺)のことを好きな人。見た目とかよりも、(俺を好きということが)大前提」と回答。バカリズム自身が気になる女性がいたとしても、「どうせこの人は俺のことを好きじゃないんだ」と、考えてしまうそう。


また、男友達が多い女性も苦手と発言しており、理由は自分よりも男友達の方が魅力的に決まっているからとのこと。自分にかなり自信がなく、どちらかというと卑屈とも言える性格だが、もしかしたらこの闇の深い素顔が、バカリズムのシュールな脚本につながっているのかもしれない。

あいつもこいつもクズばっか! 名作不倫劇の“バカリズム的解釈”『黒い十人の女』

卑屈でも女優陣からモテモテ。女優と結婚…なんてことも?

書く側だけでなく、演者としてもドラマ、映画、はたまたCMにまで出演しているバカリズム。
美人女優との共演も多く、女優陣からは意外にも高評価を受けているよう。

バカリズムが出演したトヨタの新型車「TANK」のCMでは、菜々緒と夫婦役を演じている。記者会見で「菜々緒が奥さんはアリ?」という質問に、「アリですね」「菜々緒さんも割とアリなんじゃないかなと思います」とバカリズムが上から発言をかますも、菜々緒の方も

「お仕事で芸人さんと会うことが多いんですけど、一番安心してお会いできる方」
「仕事やプライベートもしっかりされているんじゃないかなと思う。すごく多才ですし、私もアリだなと思います」

とコメント。人気女優から“男”としても認められたよう。上手くいけば、プライベートでも成功を収めることができるかもしれないが、なんと言っても恋愛に関して極度に卑屈なので、パートナーができるのはまだまだ先になりそうだ。

トヨタ「TANK」CM 菜々緒さんとの夫婦役は二度目。 サバは本物。

バカリズムさん(@bakarhythm)が投稿した写真 -

水川あさみ、竹内結子、真木よう子に囲まれてデレデレ。バカリズムに羨望の声。

芸能ニュースランキング

芸能ランキングをもっと見る
お買いものリンク PR