リンパ腫で2001年に惜しまれつつ亡くなったジョーイ・ラモーンの未発表音源がアルバムとしてリリースされる。死の翌年2002年にリリースされた2枚目のソロ・アルバム『Don't Worrie About Me』に続く通算3枚目のアルバムとなる。タイトルの『Ya Know?』は、クイーンズ訛りのジョーイが言葉尻に必ず添えた口癖が元となっている。
17曲入りでラモーンズのために書いた曲や、1996年のラモーンズの解散後に書いたものが含まれているとのこと。ロックンロール讃歌の「Rock & Roll Is The Answer」、地元ニューヨークを歌った「New York City」、カントリー調のバラード「Waiting for That Railroad」など曲調も様々。さらにラモーンズの作品を手掛けたプロデューサーのエド・ステイシアム、ジーン・ビューヴォアの二人の元、ジョーン・ジェット、スプリングスティーン&ザ・E・ストリートバンドのスティーブン・ヴァン・ザント、ラモーンズのドラマー、リッチー・ラモーン、チープトリックやディクテイターズのメンバーら豪華ゲスト陣が演奏を加えて仕上げられたとのこと。ゲストを選んだ基準は“ジョーイの真の友人達”と言う1点だったらしい。多くのミュージシャン達に慕われ愛されていた彼だからこそ実現したラインナップだろう。
ジョーイの死後、彼のアパート部屋を片付けていた母と弟が、その辺に落ちていたピザ・デリバリーのレシートを捨てようとしたら、よく見るとその裏には歌詞が書き付けてあったのだとか。最後まで自分の頭の中でなっている曲を形にしようとしていたのだろう、と弟は話している。そして10年経った今、その最後のピースが完成したというわけだ。これこそがジョーイ・ラモーン最後の作品、ジョーイとその仲間達から世界中のロック・ファンへの最高のプレゼントだ。
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